労働力の多様性
多様な働き方が出来るようになった近頃、労働力確保も多様化しています。
スーパーマーケットで人事関係の役割を担っています、kon66です。
スキマバイトの働き方
最近は、「スキマバイト」って言葉をよく耳にしませんか。
CMでも流れています。
私たち小売業においては、レジなどは機械化が進んでいますが、まだまだ手作業(=人に頼る)仕事が沢山あります。
その一つに陳列業務があります。
通常は、店が混雑していない時間を設定し、商品の入荷・陳列が行われています。多くの店は、開店前や閉店近くの時間帯に設定しています。
商品を並べるのは手作業
しかしながら、ここ最近は、人員確保に苦労することが多く、各お店は頭を抱えています。品物が並ばなければ、店は成り立ちません。
そこで、登場したのが、前述の「スキマバイト」。Uber
のスキームをヒントに、発展してきました。
並べるだけなら誰でもできる❓
スーパーマーケットの棚に商品を並べるだけなら簡単って思うかもしれませんが、これが意外と難しい。
はじめてだとなおさらです。💦
何万点の沢山の商品が並べられている店内で商品を探すのもひと苦労です。誰でも出来そうに見えても難しいんです。
置き場所は明確
陳列するには、住所(=宛先)が分れば届けやすいですよね。そこで、今回は、商品レイアウトマスターを作成し、バーコード
で検索、陳列場所を指示するアプリにトライしました。
フローはシンプルです。
AppSheet
で、パパっと作りました。商品レイアウトマスターの登録は、現場の棚からスキャンして作成。1ゴンドラの登録に10分程度の時間がかかりました。
使用者の想定
- スキマバイトで当日はじめて陳列作業をするアルバイトさん
- 一人作業
- おおよその通路への仕分けを行ったの後、各アルバイトさんが店内に向けてフライトする。
- 陳列情報供給は、タブレットから収集
検証
パパっと出来た、アプリをもって、お店でお菓子を管轄をしているKさんに披露。
同じ部署や店で仕事をしたことはないですが、店の状況など情報収集には頼りになる存在です。
反応は上々です。バーコードの読み取り速度に驚き。
今までは、私が店舗に出向く時は、人員体制の相談でしたので、本音は、「アプリより増員してくれ」って感じですが、アプリには、まずまずの反応。
フィードバックたっぷり
指摘1
住所が数字ので示してあるけど、わかりづらいのでビジュアル化して欲しい。
指摘2
商品登録をもっと楽にして欲しい。手打ち作業を無くして欲しい。
指摘3
商品在庫情報や2か所陳列のアラートがあればいい。
ビジュアル化
マップ機能を追加すればいいのかって思いながら、トボトボと帰りましたが、店舗独自のレイアウトマップが必要になる。しかし、通路番号の情報は、店内にあるので、長くつながっているゴンドラのどの辺?が分れば、商品の近くに行けるはず。
商品登録はOCR機能で
棚全体の写真から一気に登録が出来れば、もっと早くすることが出来るが、ハードルが高い(-_-;)
でも、ここはイチバン解決しないとならない問題だと思います。これこそ、パパっとがイイです。
商品マスターとの連携
セキュリティーは置いておいて、情報収集先の連携は可能性がありそうだが、更にハードルが高い
プロトタイプ作成
スタートラインに立ったって感じです。
オペレーションは、このような感じです。
場所がわからない商品のバーコード
をスキャンすると、通路・棚・段数・フェイス数を表示し、探す時間を短縮したり、
そもそも新規商品で棚に無い未登録の商品を抽出できます。
AppSheetの可能性
まだまだ、ホンのさわりでしたが、AppSheetの可能性を感じた取り組みでした。もっと活用方法を高めていくといろいろな取り組みが出来そうな予感です。GooleWorkSpaceの環境下で使えることも広げやすいツールだと思います。
スキマ時間に「パパっと仕事にきて、パパっと仕事して」
気軽に仕事できる環境もアリかもしれません。スーパーマーケットで陳列バイトしたら、新たな商品に出会い、「今度、買ってみよう」なんて思ってもらえたら、みんながハッピーになる気がします。