はじめに
たまにVimを使うが、コマンドを調べた端からどんどん忘れるので、Vimの理屈とともに、よく使う順にメモ。
大文字アルファベットはShift+英字
の意味。
また、:
から始まるコマンドは最後にEnter
が必要(後述)。
1.超基本(これだけできれば最低限なんとかなる)
VimはCUIエディタなので、基本的にはマウスが使えない。マウスを使わない編集をしやすくするため(むしろ昔はこれしか手段がなかったわけだが)、Vimはノーマルモード(文書中の移動やコピーなどの操作)と挿入モード(文字の直接入力)、コマンドモード(Vimそれ自体の操作)といったモードを使い分けて編集作業を進める。
コマンド | 動作 | メモ |
---|---|---|
(コマンドモード時に)i
|
挿入モードに移行 | これがないと始まらない。以降特記しない場合は、コマンドはコマンドモードで入力する |
(挿入モード時に)Esc
|
コマンドモードに戻る | 変なコマンドを打ってしまいなんか変なことになったら連打すれば大抵コマンドモードに戻る |
:w |
保存 | 末尾に"!"をつけると強制的に(読み込み専用で開いていても)書き込む |
:q |
Vimを終了 | 末尾に"!"をつけると強制的に(編集を保存せずしていなくても)終了する |
正確には: はノーマルモードからコマンドモードに移行するためのコマンドで、w やq はコマンドモード下で有効なコマンドだが、以降は特に区別せずよく使う(?)順にまとめていく。 |
2.基本(基本的な編集・移動)
流石に上のだけだと大変なので、もうちょっとエディタらしい操作をしたくなる。そこでこいつら。
コマンド | 動作 | メモ |
---|---|---|
gg |
先頭に戻る |
g は(多分)gotoの頭文字で、二文字で組み合わせて使う。gotoを表すg が2回なので、一番基本な移動、すなわち文章先頭に移動 |
G |
末尾に移動 |
Shift を組み合わすと大抵補助的な動作を表す。gが文書の最初を起点として移動していくのに対し、Shift+g はその反対、すなわち末尾に移動 |
yy |
一行コピー | 二文字組み合わせ系その二。yank(引っ張る)の頭文字。2回繰り返して最も基本的なコピー動作、すなわち単行コピー |
p |
ペースト | pasteの頭文字 |
dd |
一行削除 | 二文字系その三。deleteの頭文字で、繰り返しで最も基本的な単行消去 |
u |
ひとつ前に戻す | undoの頭文字 |
まとめ
気が向いたら随時更新します。