初学者が簡単なCRUDアプリにログイン機能を実装したいなと思ったとき、
公式ドキュメントより**「まず、Breezeより始めよ」**とのお告げがあったので
Breezeでログイン機能を実装してみました。
##環境
OS: Windows 10 home
CPU: AMD Ryzen 2700X
GPU: NVIDIA GTX 1060
RAM: 16GB 2666Mhz
PHP: ver 8.0.3
Laravel: ver 8.45.1
MySQL(MariaDB): ver 15.1
##1.laravelの認証機能
laravel 8.xでは認証機能構築のスターターキットとして、
jetstreamとbreeze、が提供されています。
jetstreamはログイン、ユーザー登録、メール検証、2要素認証、セッション管理等を含む
多機能な認証パッケージであるのに対して、breezeはログイン、ユーザー登録、パスワードのリセット、
メールの検証、パスワードの確認等の最小限の認証パッケージとなっています。
そのため、公式ドキュメントは**「まず、Breezeより始めよ」とbreezeから始めることを推奨しています。
また、jetstreamとbreezeはCSSフレームワークがbootstrapからTailwind CSSに変わっていることに留意。
なんでTailwind CSS**推しに...bootstrapでいいじゃないですか。
##2.laravel Breezeのインストール
事前にlaravelプロジェクトを作成しておきます。
筆者はlaravel/installerで作成しているので以下のコマンドになります。
laravel new example-app
ターミナルで作成したlaravelプロジェクトのディレクトリまで移動し、
ComposerでLaravel Breezeパッケージをインストールします。
composer require laravel/breeze --dev
Laravel Breezeパッケージのインストールが完了したら
Artisanコマンドでプロジェクトにインストールします。
php artisan breeze:install
最期にNode.jsモジュールのインストールとアセットのコンパイルを行いますが、
そのためにはNode.jsとnpm(Node Package Manager)が必要となります。
npm install
npm run dev
これでLaravel Breezeの実装は完了しました。
php artisan serveコマンドで簡易サーバーを立ち上げて確認すると、
画面右上赤丸内にloginとregisterが表示されます。