FleetでC++を実行してみる

JetbrainsのFleetを使ってC++プログラムを実行する方法

JetbrainsのFleetは、VSCodeに対抗して開発されたIDEです。Jetbrainsの他のツールと異なり、プログラム実行にはrun.jsonを作成しなければならず、私のような初心者には設定がやや難解かなと感じています。
そこで今回は、Fleetを使って簡単なC++プログラムを実行する手順を紹介します。

手順

1. 下記のC++プログラムを作成します。ファイル名はhello_world.cppとします。
2. Fleet画面右上の三角のRunボタンをクリックすると、Edit run configurationsという項目が出るので、それを選択。
3. 表示されたrun.jsonファイル内に下記項目を入力。
4. hello_world.cppに戻り、再度Runボタンをクリックして、Build->Runの順に実行。

ファイル

C++ プログラム

// Name : hello_world.cpp

#include <iostream>
using namespace std;

int main()
{
    cout << "Hello world." << endl;
    return 0;
}

run.json

hello_worldの部分を適宜実行するファイル名に変更してください。
"program": "$PROJECT_DIR$/hello_world"の部分にPath doesn't existエラーが表示がされますが、Buildすると解消します。

{
    "configurations": [
        {
            "type": "command",
            "name": "Build",
            "program": "g++",
            "args": [
                "$PROJECT_DIR$/hello_world.cpp",
                "-o",
                "$PROJECT_DIR$/hello_world"
            ]
        },
        {
            "type": "command",
            "name": "Run",
            "program": "$PROJECT_DIR$/hello_world"
        }
    ]
}