前置き
初めまして。
2023年11月にBtoB向け受託開発会社へ転職した24歳エンジニアです。
私自身、エンジニアのキャリアのいいところ勉強を続ければ続けるほど年収や能力が上がっていくことに魅力を感じてます。
文系未経験で転職した私ですが、IT業界に足を踏み入れた中で将来のキャリアプランってのは非常に悩んでます。
今一度どんなキャリアを気付けるのか、どうすれば50、60代でも不自由なく暮らしていけるのか色々考えた結果をまとめたく、記事を書きました。
少し長くなりましたが、通勤時間の間でもこちらを読んで一言二言ご助言を頂ければ幸いでございます。
それでは早速記事に移ります。
私が大切だと思う3つの柱
- 具体↔︎抽象
- 運動習慣 ~筋トレやスポール、ウォーキングなど~
- 英語
それぞれの解説していきます。
具体↔︎抽象
これからのAI時代に必要な能力として、「具体↔抽象」を移動する能力であると私は考えます。
それはなぜか?
AIは、定められたルールの中での勝負(囲碁や将棋、プログラムなど)では、確実に人間の能力を上回ります。今現在、どんどん知識自体への価値が薄れてきています。AIによる情報量の補完、拡大は人間の比ではないからです。
人間がAIにまだ勝てる、かつ人間に求められることは
- AIが学習していない分野イノベーション
- ホスピタリティ
- マネジメント
- 方針を決めるための意思決定
とても抽象的な説明になってしまいました。具体的には 「未来への仮説構築力」「人間特有の心理が働き機械では理解できないこと」 だと思います。
それでは結論を述べたところで「具体」「抽象」について述べていきます。
抽象化とは?
抽象化とは、「目的に応じてまとめること」 です。この定義が少し難しいので、実際に具体例を使って説明します。
以下の3人の情報を使います:
• Aさん:男性、20代、東京住み、独身
• Bさん:男性、30代、神奈川住み、既婚
• Cさん:女性、20代、大阪住み、既婚
ここの情報を具体的なものと呼びます。これを「抽象化」してみましょう。
性別で抽象化
- 男性:Aさん、Bさん
- 女性:Cさん
年齢で抽象化 - 20代:Aさん、Cさん
- 30代:Bさん
結婚歴の有無で抽象化 - 有:Bさん、Cさん
- 無:Aさん
このように、特定の情報(性別や年齢)をもとに目的に応じて特定の属性に切り取り、まとめることを「抽象化」と言います。
縦にまとめること
「縦にまとめる」とは、目的に合わせて特定の属性を選んでまとめることです。
例えば、政治家の演説の例を考えてみましょう。
- 演説:「若者への投資に力を入れます」
この部分だけを切り取り、重要な部分だけを伝えることを「縦にまとめる」 と言います。これにより、多くの賛同者を得られますが、具体的な実行方法を含めると意見が分かれるかもしれません。
例えば具体的な施策として「市民への税金の負担を引き上げる事」が主張された途端、反対の意見が増えることが懸念されます。
具体と抽象の違いと例
具体は「細かい、詳細な情報」、抽象は「全体をまとめた情報」が含まれます。それぞれの具体例を比較してみます。
具体の説明
- 具体的:「本を本棚に戻して、お皿を食器棚に戻して、鉛筆を筆箱に入れて」
抽象の説明
- 抽象的:「片付けて」
具体的な説明は細かくてわかりにくいことがありますが、抽象的な説明はシンプルでわかりやすくなります。
切り口 (抽象化) | 結果 (具体) |
---|---|
性別 | 男性:Aさん、Bさん 女性:Cさん |
年齢 | 20代:Aさん、Cさん 30代:Bさん |
結婚歴 | 有:Bさん、Cさん 無:Aさん |
まとめ
抽象化は、情報を目的に応じてまとめることです。このプロセスは、シンプルでわかりやすい情報を作るために重要です。例えば、「片付けて」という一言で、多くの行動が含まれることを示すように、詳細な情報から本質を見抜いてシンプルにまとめることが大切です。
「抽象化」の力を使うと、物事を簡単に説明でき、多くの具体例を1つの簡単な言葉にまとめることができます。これにより、コミュニケーションがスムーズになります。
具体化
具体化の意味を簡単に説明します。具体化とは、「抽象的な考えや概念を、具体的なものや方法に落とし込むこと」です。
抽象的な目標を例に、具体化を進める方法を説明します。
例として、「自社のリソースを最適化する」という目標を具体化してみましょう。
目標の具体化
- 定義の具体化
- リソース:従業員、資金、時間、設備など
- 最適化:無駄をなくし、効率を最大化すること
- 手段の具体化
- どうやって達成するか?
- 固有名詞や数字に落とし込むことで、目標の実現性を上げます。
- 例:「売上を前年比50%増にする」
具体化の手順
- 目標を具体的な数字や行動に落とし込みます。
- A部署からB部署に予算を移動する
- 売上を前年比50%増にする
具体化の効果
具体化を進めると、解釈の自由度が減り、目標の実現可能性が高まります。
具体化と手段の具体化
目標:自社のリソースを最適化する
↓
具体化:
・売上を前年比50%増にする
・予算をA部署からB部署に移す
↓
手段:
・A部署の予算を減らし、B部署の活動に充てる
・新しい販売戦略を導入する
目標の具体的な例
• 「売上を前年比50%増にする」という目標は、解釈の余地がなく明確です。
KPIツリーとPDCAサイクル
目標を因数に分解し、KPIツリーを作成します。このツリーを用いて、目標達成のための施策を具体的に考えます。
KPIツリーの例
目標:自社の売上を前年比50%増にする
↓
KPI:
- 新規顧客獲得数を増やす
- 顧客満足度を上げる
↓
施策:
- 新商品の開発
- マーケティングキャンペーンの実施
具体と抽象の相互変換
具体化と抽象化の違いを理解することも重要です。
「例えば」の使い方
「例えば」という接続詞は、抽象的な概念を具体化するために使います。
- 具体化の例
- 「ご飯を食べに行きましょう!例えば、牛丼屋とかラーメンとか」
まとめ
具体化とは、抽象的な考えや目標を具体的な行動や数字に落とし込むことです。これにより、解釈の自由度を減らし、目標の実現可能性を高めます。例えば、「自社の売上を前年比50%増にする」という目標を設定することで、具体的な戦略や行動計画を立てやすくなります。
運動習慣 ~筋トレやスポール、ウォーキングなど~
筋トレのメリットとその効果
① 筋トレによってメンタルヘルスは向上する
筋トレはメンタルヘルスに様々なポジティブな影響を与えることが研究によって示されています。以下の点が改善される可能性があります:
- 焦燥感
- 不安感
- 慢性疼痛
- 認知機能
- 睡眠の質の低下
- 自尊心の低下
筋トレにより、寝不足や不健康から来る焦燥感が改善されることが期待できます。これは、筋トレが寝不足や健康不安を解消し、結果として焦燥感を減らすためです。また、筋トレは以下のホルモンの分泌に影響を与える可能性があります:
- テストステロン:骨や筋肉の強化、動脈硬化やメタボリックシンドロームの予防、やる気や闘争心の向上など
- セロトニン:心を落ち着かせる、安定させる、脳を最適な覚醒状態にする、痛みの調整をするなど
② 筋トレは最強のアンチエイジングである
筋トレは老化防止、つまりアンチエイジングにも効果があります。
- サルコペニア(加齢による筋量・筋力の減少)
- 骨粗しょう症(骨量の減少)
筋トレはこれらの状況に対処し、さらに新陳代謝を促進することで肌の若返りや姿勢の改善に繋がります。
③ 筋トレモテスパイラルを生む
著名なフィットネスインフルエンサー、Testosteroneさんは筋トレのメリットとして「筋トレモテスパイラル」を挙げています。これは以下のようなポジティブな循環を生み出すというものです:
- 良い身体を手に入れる
- 自信がつく
- 様々なことに挑戦
- 圧倒的成長
- 自尊心が高まる
- 性格がポジティブに
- ポジティブな人が周囲に集まる
- 人生最高!
つまり、筋トレはただ筋肉をつけるだけでなく、メンタルヘルスやアンチエイジング、さらには人間関係や自己成長にも大きな影響をもたらします。
そのため、筋トレに興味がある方や、より充実した生活を送りたいと考えている方は、ぜひ筋トレを取り入れてみてください。
少し余談ですが、筆者は小さい頃から勉強などせずスポーツばかりやってきた人間です。
高校時代は全国大会などにも出場しました。なのでそれなりに体力には自信はあります。
正直言って今の受託開発会社の案件は残業時間がとてつもないこと(これは言えませんね。。。)になっておりますが、こうやって休日でも自己研鑽に励めるのは間違いなく日々の筋トレなどの運動習慣による影響が大きいと思いました。
英語
エンジニアにとって英語のスキルが重要な3つの理由
私はエンジニアにとって資格も重要ですが、英語のスキルがさらに重要だと考えています。特に日本で働いていると、その重要性を強く感じます。以下に、その具体的な理由を3つ挙げて説明します。
1. 最新技術情報へのアクセス
英語は技術情報の国際共通語となっています。最新の技術やトレンドに関する情報は、主に英語で発信されています。技術書、研究論文、ブログポスト、フォーラムなど、技術情報の多くは英語で書かれていることが多いです。英語ができることで、以下のような利点があります:
- 情報の鮮度:最新の情報をいち早くキャッチできる。
- 情報量の多さ:日本語の情報(公式ドキュメントなど)よりも圧倒的に多いリソースにアクセスできる。
- 質の高い情報:第一手の情報源から質の高い技術情報を入手できる。
2. コミュニティへの参加
英語のスキルがあることで、国際的な技術コミュニティに参加することができます。これにより、以下のようなメリットがあります:
- グローバルな交流:さまざまな国や文化のエンジニアと交流でき、視野が広がる。
- サポートと協力:英語での質問や回答を通じて、世界中のエンジニアと知識を共有できる。
- キャリアの拡大:国際的なプロジェクトやチームに参加する機会が増える。
例えば、英語で質問ができることでStack Overflowなどの大規模な開発者コミュニティから迅速かつ的確なサポートを得ることができます。
3. キャリアの成長と転職の選択肢の増加
英語ができることで、キャリアの成長や転職の機会が大幅に増えます。具体的には、以下のような点があります:
- グローバル企業への転職:英語が堪能であれば、外資系企業やグローバルに展開している企業への転職が容易になる。
- 海外のカンファレンスやセミナーへの参加:英語ができれば、海外の技術カンファレンスに参加して最新の技術を学び、業界のトップリーダーたちと直接交流することができる。
- リモートワークの増加:英語が堪能であれば、外国の企業とのリモートワークも視野に入れることができる。
これらの理由から、英語のスキルはエンジニアとしての成長に不可欠な要素だと考えます。特に日本で働いていても、IT系の資格は業務独占資格ではないゆえ必須ではないですよね?ですが、英語スキルだけは例外だと感じます。
まとめ
ここまで読んでくれてありがとうございます。
まだ働き始めて1年も経っていないですが、いろんな案件や人に揉まれながら成長していきたいと思います。