イベントディスパッチャーや Set Timer by Event ノードなどで引数として**「イベント」**を指定することがあります。
UE4 公式のドキュメントでは、**「カスタムイベントノードを作ってイベントを指定する方法」が書かれていますが、これ以外にも「CreateEvent ノードを使って、関数をイベントとして指定する方法」**があります。
CreateEvent ノードを使う
CreateEvent ノードはブループリントエディタの右クリックメニューから作ることができます。CreateEvent ノードを作ると、以下のように何も指定できないノードができます。
これを右側にある Set Timer by Event ノードに繋げると……
この通り、関数を選択できるようになります。
選択できる関数は、接続先のノードの仕様によって異なります。
例えば、この Set Timer by Event ノードの場合は、
- 引数なし
- 戻り値なし
の関数が選択できます。
(「戻り値あり」の関数も選択できますが、コンパイルすると警告が表示されますので、選択しないほうがいいです。)
CreateEvent ノードを使うメリット
CreateEvent ノードを使うことで、以下の様なメリットがあります。
- イベントグラフ以外で引数にイベントを指定するノードが書けるようになる。
- ノードの整理がしやすくなる。
- 関数名のリネームがしやすくなる。
(Set Timer by Function Name ノードのように関数名を文字列で指定する場合、関数名は自動でリネームされない。)