Xcodeで独自のコードスニペットを追加する方法のまとめ。
※Xcode6.3.2で行いました
#コードスニペットって?
for
と入力するとこんな感じで補完されるやつのことです。
#登録方法
今回は@synchronized
をカスタムコードスニペットとして登録してみたいと思います。
###1.登録したいコードを記述する
カスタムコードスニペットとして登録したいコードをソースコード内で記述して選択状態にします。
###2.スニペットを登録する
選択したコードを下図の赤い部分(ユーティリティエリアのライブラリ領域)にドラッグ&ドロップします。(ユーティリティエリアは Command+Option+0 で表示できます。)
すると一番下に「My Code Snippet」というのが追加されます。
これだけでも一応登録は完了ですが、入力補完が効かなかったり、self
の部分は状況によって書き換えたいのでもう少し詳細に設定します。
(このままで使用する場合は「My Code Snippet」をソースコードにドラッグ&ドロップすれば入力されます。)
###3.スニペットの編集・設定をする
2.で追加された「My Code Snippet」を選択すると下図が表示されるので「Edit」を選択します。
すると編集画面が開かれるので各種設定を行います。
####設定項目
- Title
- スニペットのタイトル
- Summary
- スニペットの説明文
- Platform
- 対象環境
- iOS, OS X, ALLから選択
- Language
- 対象言語
- Objective-C, Swiftをはじめ、40種近くから選択
- Completion Shortcut
- スニペット呼び出し用のショートカット
- ここに設定した文字列をソースコード上で入力すると入力補完されるようになります
- Completion Scopes
- ここで指定したスコープ内の場合に入力補完されます
- +ボタンで複数設定できます
最後に「Done」をクリックすれば設定が反映されます。
#スニペットを共有する
追加したコードスニペットは
~/Library/Developer/Xcode/UserData/CodeSnippets
に保存されるのでこのフォルダを共有すれば他の人にも追加したスニペットを共有することができます。
#スニペットを削除する
登録したスニペットの削除はスニペットを選択してdeleteボタンで削除できます。
#追加例
定数定義などはよく記述するので登録しておくと便利だと思います。
#まとめ
頻繁に使用するコードはどんどんスニペットに登録して開発効率を上げていけるといいですね。