概要
windowsからubuntuへ移行するとき、password管理ソフトとして
password manager exというものを使っていたが、鍵の検索ができないため、
KeePassXに移行したのでそのメモ。
PasswordManagerExは、csvにエクスポートできるが、
KeePassXは、csvでのインポートに対応していない。
そのため、KeePassという、csvをインポートしKeePassXで使える形式にエクスポートできるソフトを使う。
KeePassそのままubuntuで使えばいいんじゃね?という意見はあると思うが
これはwindowsを前提にしており、ubuntuでも一応動くけれども日本語が文字化けしてしまう。(インポートcsvファイルをshift_jisからutf8に変換してもダメだった。)
よって、今回はPasswordManagerEx -> KeePass -> KeePassXという手順ですすめる。
バージョン情報
一応書いておくが、特に気にしなくてもできそう
移行元は
OS:Windows7
Password Manager Ex: バージョン情報が載ってなかった。2000-2002って書いてあったから、まぁずっと止まってるのかな…。
KeePass: 2.28
移行先は
OS:Ubuntu14.10
KeePassX: 0.4.3
password manager exからエクスポート
適当にp.csvとしてエクスポートする。
特に説明なし。
(ポイント)KeePassにインポート
Windows環境にKeePass 2.xを適当にインストールして開いて、csvファイルを形式に従って編集し、インポートする。
形式とは、n列目をusernameフィールドとする・・といったこと。インポートするときに確認できる。
まずはcsvファイルの編集。
6列目移行は削除、もしくは移動する。
6列目移行で必要なデータは、5列目にまとめて入れてあげる。
同じバージョンだったら多分、Notesという項目としてインポートされることになる。
編集を終えたら保存し、
File -> Importで、Generic File Importerを選択する。
ここでcsvの列とインポートされる先(name, url, passwordなど)を確認できる。
1〜5列目は並びが一緒だったが念のために確認しておき、問題なければインポートする。
Keepassから.kdbファイルへエクスポート
KeePass 2.xから、.kdbファイルへエクスポートする。
File -> Exportで、KeePass KDB(1.x)
を選択して、エクスポートする。
(1.x)を選択すること。KeePassX
{本家のFAQ}
にも書いてあったが、
2.xの形式はKeePassXに対応していない。
KeePassXで.kdbファイルを開く
あとは、KeePassXで、エクスポートした.kdbファイルをubuntuに転送して、開くだけ。
KeePassXを起動後、「データベースを開く」で、.kdbファイルを指定すると良い。
やってみた感想とか
上記手順を踏めば、手動でcsvを作成してもインポートできるかな。
xmlファイルを自分で作るのであれば、KeePassを経由する必要もないけれども。
あと、csvファイルがshift_jisのままKeePassにインポート・エクスポートしてKeePassXに入れると文字化けするかな?と思っていたがしなかった。
最初はそれが不安でutf8に変換してから入れたが、特に問題はなかった。あとでshiftjisのまま変換せずにやってみたけれども問題なかったので、
上記では変換するプロセスを除外している。