弟が引っ越しでてんてこ舞いだったんすわ。
この春から新社会人になる3人兄弟の末っ子の弟。不動産屋に足を運んでいい物件を見つけ、意気揚々とそこに決定したようです。しかしその後の手続きで一悶着と言わず2, 3問題点があったらしいのです。それを今(もしくは近未来)の技術でどうにかできないか?との思いに至り、この記事を作成しました。
その1, 「携帯電話の番号がないので、契約はなかったことに...」
これを家族のグループラインで見たときの私の素直な感想は「そんなことあるんだ?!」でした。そう、様々なコミュニケーションが跋扈するこの現代社会で、弟はSlack(時々LINE)を主に連絡手段としているのです。携帯電話の番号を持たずとも、普段は連絡を取り合えるのだからまぁ良いか、と本人も考えていたようです。私もその意見には賛同しつつも、一方で「やっぱり緊急連絡手段は持っておいたほうが良いのでは」との懸念もありました。私の兄に至っては「電話番号がないからという理由は草」と笑っていましたね。
急いで携帯電話の契約手続きをし、ことなきを得た弟。しかしながらこの時点で沸々と私の疑問が湧き上がってきます。
AIだのなんだの言ってる現代社会において、前時代的ではあるまいか?
それ、ブロックチェーンでどうにかなりませんか?
と、思うわけです、ブロックチェーンエンジニアの皆様。ブロックチェーン技術を使えば、取引は基本ネットワーク上で個人情報等を記録・検証ができるわけですから、これを使わない手はないのではないか、との考えに至ることは当然のようにも思います。
(ブロックチェーンについては勉強不足な部分が多々あるため、間違いなどありましたらどしどしコメントください)
その2, 「引っ越し業者にわざわざ見積もり取らなきゃならんとか超めんどくせぇ。」
修論などの追い込み作業で忙しい日々を送っている弟にとっては、業者を選ぶとか値段の交渉とか、そんなことで時間を取られている余裕はないのです。そんな弟から吐いてでたようなセリフがこれでした。これには私も激しく同意しました。これに対しては、その弟から現在の技術でなんとかできるような意見が出てきました。
スマホで撮った写真から荷物の量を見積もるとかできそうだよね?
すでに画像認識でそういう技術はあるのでは?
画像認識が脚光を浴びている昨今、それくらいのことはできそうな気がします。物体を検知し、その物体のカテゴリーから、大きさ・重さなんかは簡単に見積もれそうな予感がします。段ボールに詰められた荷物ならなおのこと、段ボールの大きさという規格があるわけですから、それを積み上げたものをスマホでパシャっとするだけで、どれくらいの量を運ぶ必要があるのか(何トントラックが必要なのか)ぐらいは簡単に割り出せそうですね。
その3, 「住民票と今住んでいるところが違うからやっぱり不動産契約はなかったことに...」
これは住民票を変えていなかったり、家庭事情が複雑な我が家の問題でもあるのですが...これを解消するために、わざわざ住民票を取りに行ったり、転入・転出届を出しに行ったりしておりました。前述のように、平日・休日問わず研究に勤しむ弟にそんな暇はなく、母を巻き込んでの役所手続きとなったようです。ここでも私の疑問が浮かび上がってきます。
結局、マイナンバーはどうなった?
確かマイナンバーは面倒な行政手続きを簡易なものにするものだったはずでは?
平日に役所に届け出ないといけないということを考えると、「結局マイナンバーとはなんだったのか...」という気持ちにもなります。国民一人一人を識別するためのナンバリングも、インターネット等で気軽に更新できなければ無用の長物というものです。ここら辺はエストニアあたりを早く見習った方が、幸せな日本社会が目指せそうに思います。
結論と雑言
今ある(もしくは実現が目前に迫っている)技術を使えば、もっと住み心地の良い社会になると、私は信じています。「TPOとか糞食らえ、俺は自由だ」をモットーに生きる私としては、早くこのような煩わしい手続き社会からの解放を、いち早く望みます。