最近の仕事で使っている言語は、JavaとJavaScriptなんだが、その開発環境はWindows7のeclipse3.7という「枯れた技術こそ至高」とか「実績ある環境しか認めません」って感じの堅実な開発環境だ。
うちの職場の時代遅れ自慢をするなら勝ち残る自信がかなりあるんだが、そのたびに虚しくなる。そんな現状を打開したくてならないので、今回はJava/JavaScriptの開発環境をいまどきなものに一新することを考えてみた。
IntelliJおすすめだよ
知ってる。
個人で使う分にはいいんだが、仕事で使うとなると別。残念だが、Eclipseに比べると明らかに実績がないため、うちの職場では広まらないだろう。
納品先に開発環境まで報告しないといけなかったり、開発風景を査察に来たり、とんでもなく品質にうるさいお客さんを相手にするとおとなしく今までどおりEclipseを使えばいいや、ってみんな妥協する。
有償版を利用するのであればあるいは、とは思うのだが、そこにかかる費用対効果の証明が・・・とかまた別の問題が出てきそう。
NetBeansは?
ひとつの案ではある。公式のIDEだし、堅実重視の開発環境の一つとも言えるだろう。デフォルトで用意されているサンプルプロジェクトが多いのも嬉しい。
ただ、なぜGradleはデフォルトで対応していないのかがちょっとだけ気になった。MavenとGroovyはデフォルトで対応しているのに。
最新のEclipseを使えば問題解決では?
たしかに、それだけで十分なんだが、JavaScriptの開発を兼任させようとすると好きになれない。.jsファイルを編集しているとなんとも言えない重さを感じる。補完も中途半端だし、フォーマッターが効いてくれなかったりもする。
あと、EclipseでTypeScriptの開発したときは、補完が本当に遅くてイライラした。Visual Stuido 2015でTypeScript書くと、めちゃくちゃ気持ちよく書けるので、それを知ってしまうと二度とEclipseでTypeScriptは書かないだろう。
今後に期待のVisual Studio Code
密かに期待しているのはこれ。実態はテキストエディタであってIDEではないが、Visual Studioのネームバリューは嬉しい。TypeScript/JavaScriptの開発は申し分ないので、Javaの開発環境がどれくらい強力になるかが鍵だと思う。
早速Java Extension Packをインストールして試してみた程度だが、機能的には問題なさそう。ただ、画面の表示がリアルタイムではないのが気になった。
言葉では伝えにくいが、変数aaa
をbbb
にリファクタリングしたくて、bbb
の最後のbを入力してEnterを押したのに、画面上はまだaaa
のままの表示になっていて、変更されたように見えない(表示が反映されていない)。
けど、ファイルを閉じようとすると「変更を保存しますか?」と聞いてくるので、内部的には更新された状態のようだ。ここで保存して開きなおすとbbb
にちゃんとリファクタリングされている。
おそらく本格的に使い始めればもっとたくさん気になる点が出てくるだろう。
いずれにせよ、VSCode自体の成長がまだまだ止まらないと思うで今後に期待したい限りだ。