##概要
組込みOS自作入門のフラッシュROM書き込みをMacで実施してみた。
##使用機器
H8マイコン本体と電源はいいとして、シリアルUSB変換ケーブルは以下を利用。
USBシリアル変換ケーブル グレー色
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-02746/
秋月のホームページでは商品説明欄にMac対応の記載の旨はないが、問題なく利用できた。
##利用ソフト
-
H8書き込み
h8writeを利用すればよい -
コンソール
screenを利用した
##作業内容
###イメージの用意
OSのイメージは自分でコンパイルして作成すべきだが、問題の切り分けがスムーズに行えるよう、公式のVMイメージを利用するのがよい。
http://kozos.jp/books/makeos/index.html#vmimage
###ドライバのインストール
秋月の商品紹介ページのQA部から、メーカのサイトに移動する。
http://akizukidenshi.com/catalog/faq/goodsfaq.aspx?goods=M-02746
すると、Mac用のドライバがあるのでそれをインストールする。
http://www.prolific.com.tw/JP/ShowProduct.aspx?pcid=126&showlevel=0126-0126
PL2303 Mac OS X Driver Downloadから取得すればよい。
インストールはzipを解凍して、中身の実行ファイルを実行するだけ。
途中で一度再起動がもとめられる。
###h8writeのインストール
ソースからコンパイルすればよい。
curl -O http://mes.osdn.jp/h8/h8write.c
gcc -Wall -o h8write h8write.c
ls -l h8write
###イメージ書き込み
$ ls -l /dev/tty.*
crw-rw-rw- 1 root wheel 20, 0 1 4 00:02 /dev/tty.usbserial
$ ./h8write -3069 -f20 kzload.mot /dev/cu.usbserial
H8/3069F is ready! 2002/5/20 Yukio Mituiwa.
writing
WARNING:This Line dosen't start with"S".
Address Size seems wrong
WARNING:This Line dosen't start with"S".
Address Size seems wrong
.....
EEPROM Writing is successed.
###書き込んだプログラムの実行
ピンを実行モードに変えて接続をし直す。
screenコマンドで接続する。
そのままではマイコン側のリセットボタンを押すことで、メッセージがかえってくる。
screen /dev/tty.usbserial
切断はCtr + a + \