経緯
Apache Wicket User Guideが正式に公開されていたので、どうやってHTML/PDFを出力してるのか気になった。
how-to
28 Contributing to this guide (Appendix)を見ると、Grailsのdoc生成機能をつかっているとのこと。Grailsは全くの素人なので、Grailsのインストールからやってみる。
Grailsのインストール(Mac Homebrew)
HomebrewでGrailsをインストールする。
本稿執筆時点では、User Guide側でバージョンの指定がある。
- To preview your changes you should have Grails installed.
- Download it from here.
Note: Download version 2.2.4. Newer versions are not supported at the moment.
現時点でHomebrewでそのままインストールされる Grails は 2.3.7 なので、2.2.4 を指定してインストールする。
$ cd /usr/local/
$ brew versions grails
2.2.4 git checkout 265d2d4 Library/Formula/grails.rb
# (結果は一部省略している)
$ git checkout 265d2d4 Library/Formula/grails.rb
$ brew install grails
$ grails -version
Grails version: 2.2.4
# 以下はやらなくてもいいけど一応。
# (すでに最新版をインストールしてる時とか)
$ git checkout master Library/Formula/grails.rb
$ brew switch grails 2.2.4
Wicket User Guide ソースコードのCheckout
28 Contributing to this guide (Appendix)の指示の通り、WicketのWebサイトのソースコードを丸ごとCheckoutする(実際にはguideディレクトリだけでいいんじゃないかと思うけど、試してない)。
どこか作業用のディレクトリに移動して、
$ svn checkout https://svn.apache.org/repos/asf/wicket/common/site/trunk/_site/
grails doc
_site/guide/guide/ ディレクトリに移動して、grails docコマンドを実行。
なお、2014年3月28日現在、Java8では以下のコマンドは失敗するので、Java7に切り替えて実行する必要があるようだ。
$ cd _site/guide/guide/
$ grails doc
# HTMLのみ生成される
$ grails doc --pdf
# PDFも生成される
たとえば、_site/guide/guide/src/docs/guide/chapter1.gdoc を編集してから上記のコマンドを実行すると、編集が反映された形でHTMLやPDFが生成される。 しかし、PDFファイルでは日本語が表示されない。
ググってみると、解決にはちょっと工夫が必要のようなので、今回はここまで。