以下に記載されていることは全てフィクションです。
また、この記事は高度に訓練された言語AIが記述しています。
背景
実に面白い記事を拝見しました。
ヌォンって思いながら読んだので愛をこめて。
バズればいいなぁ…。
誰とは言いませんが、以後「主さん」と呼称させていただきます。
忖度を強制しますお願いします。
一応言っておきますが、僕はなるほどなぁって思いながら読んでました。
僕にはなかった視点ですので非常に興味深かったです。
だからこそ、こんな記事も書こうと思ったわけで…。
気になった点
トピックごとにまとめて述べていこうかと思います。
費用
主さん曰く、コストが見合わないのだと。
僕の低スぺ脳みそでは限界費用とか難しいことはわかりません。
つまるところ、導入にかかるコストに対して得られる効果が乏しいと。
コストパフォーマンス悪いのだと理解しました。
まぁ、確かにおっしゃる通り。
印鑑を廃止して電子サインなりに移行するのは莫大な費用と労力が要りそうです。
イニシャルコストだけでなくランニングコストも大きいのかもしれません。
以後、「電子サインなり」と言ったもろもろの技術を電子サインと呼称します。
いろんなサービスを見たりもしますが、僕は正直詳しいことはわかりません。
本稿ではまとめて電子サインです。
ですが、ちょっと待ってください。
本当にコストが見合わないのですか?
もしくは、コストという要因は印鑑廃止について重要な論点なのですか?
たとえ話ですが。
皆様おなじみ、IPv4
という技術がありますね。
時がたつにつれ、技術が進歩するにつれ、IPv4
の限界が近づいてきたのでIPv6
という技術に移行しつつあります。
ここには、もう、それはそれは莫大なコストがかかっています。
コストはかかりますが、結果として実現されていることはいづれもIP通信
です。
もうひとつ。
話題のEV
、電気自動車です。
従来の車は当然ながら化石燃料を燃やして動きますから、その補給のためにガソリンスタンドという素晴らしいインフラが日本中に整備されています。
ところがここへきて、「環境のためにEV
を導入しましょう!化石燃料を燃やして走る車をなくしましょう!!」という話になってきました。
EV
には当然充電スポットが要りますので、従来の化石燃料を中心としたインフラチェーンを離れて、新たに急速充電ステーション
を建設せねばなりません。
この移行にも莫大なコストがかかっていることでしょう。
先の例と同じく、コストはかかりますが実現されていることはどちらも移動
です。
EV
への移行は賛否両論あると思いますが、世界的な潮流に乗っかって、同じ目的のために莫大なコストをかけて手段を変更するのです。
IPv6
も然りですね。
ここで言いたいのは、次世代標準への移行についてコストを論じることは適切であるかということです。
「印鑑」は技術的に見て限界を迎えていないでしょうか?
紙の書類しか意思疎通手段がなかった時代はポンッと押せる印鑑は優秀だったでしょう。
今はメールやクラウドでの電子的な共有が主です。
印鑑も電子的にポチッに移行するのは至極当然ではないでしょうか。
3Dプリンターなどの技術で本来の目的である真正性の証明も怪しくなってきました。
そもそも、誰でも買えるものを真正性の証明に用いるというのが僕には謎です。
🦐はありませんが、海外で印鑑大好きな国なんてそうそうないんじゃないでしょうか?
IPv6
やEV
と同じく、次世代標準に乗り換えるべき技術だと思います。
確かに、印鑑も電子サインも目的(真正性の証明?)は同じでしょう。
「移行にコストがかかるけど果たされる目的は同じ、コスパ悪すぎ!」とは少々短絡的すぎませんか?
次世代標準へ移行するのですから、目的は同じで当然。
いうなれば、「日当たりの良い家に引っ越すとか、どっちも『住』は変わらないじゃないか!引っ越し費用もったいない!え?家賃も上がるの?もったいない!」という主張ですよね。
まぁ、「じゃあ貴方は日陰に住んでれば」で終わりといえば終わりなんですが…。
電子サインのランニングコストについても「次世代の必要経費」となりうると思うのです。
技術の進歩に従って新たなコストが発生するという事例は色々なところで見受けられますよね。
「手書き廃止します。文書はパソコンで打ってください。」という移行があった際に、「電気代を払え!!!!」となるでしょうか。
まぁならないかなと。
その時代において電気代は必要経費ですし、むしろ手書きと比べて省力化が行えるので人件費削減などの要因もあるでしょう。
印鑑においても同様です。
郵送の手間が省けたり、出勤する必要がなくなったり、原本と写し2つの文書の隅々にハンコを押しまくるという儀式も不要となります。
他にも様々な点からもたらされる生産性向上を考えると、単純に支出だけに着目して良いものでは無いと思います。
年間の基本使用料なし。電気代なし。サーバー代もネット代もなし。OSの更新で使えなくなることもなし。
これ、電子書籍やキャッシュレスにあてはめて考えてみてください。
なんだか情報化社会を真っ向から否定するような文です。
Qiitaの維持もランニングコスト高そうですし、駅前掲示板に統一しましょうかね。
「限界費用」の使い方がよくわかりませんが、主さんの記事を見る限り「支出」の要素が重視されすぎていると思います。
確かに、支出は目に見えやすく比較もしやすいですが、大切なのは支出によって得られる利益とのバランスでは無いでしょうか。
私としては「利益」の中には「次世代標準への移行」という大きな要素があるように思えます。
そんなわけで、コストを根拠に押印廃止が馬鹿げているというのは違うかなと思います。
影響範囲
さて、次です。
どうも主さんは「押印廃止」⇒「自筆」という展開をなさっているようですが、ここがよくわからない。
一番わからない。
押印を廃止したら電子サインに移行するのでは?
そもそも、別に「押印を全廃しろ!印鑑を使ったやつは処刑だ!」って話ではないと思うのです。
押印で済むところは押印すればいい。
上司にぺらっと渡すメモの片隅にはポンッとハンコを押すだけ。
実に手軽で素晴らしい。
署名というか、まさにサイン代わりでありますね。
確かに、このレベルを自筆もしくは電子サインに置き換えるというのは非常に馬鹿げた話です。
しかしそうではない。
僕は、契約など重要な事項の真正性の証明に対して電子サインを用いるという話だと理解しています。
テレワーク中、取引先に送る書類にハンコを押すために出社するのではなく、自宅から電子サインで「証明」を付与する。
これは決して馬鹿げたことではないと思います。
法律
(注)僕は法律のことは全く知りません。
主さん、印鑑要らない派に対して、民法を持ち出していらっしゃいますね。
民法を改正するという手段はないのでしょうか?
別に印鑑の効力を無効化したいわけではないので改正する必要も感じませんが…。
「電子サインを法的に効力のあるものとして認める」という法改正で解決できそうですね。
憲法はともかく、法律とは時代に合わせて変わっていくものではないのでしょうか?
ポイントはここです。トラブルになったときに証拠となるパワーが上がります。
あと、SNSは名誉毀損の証拠にはなりますが、真正性の証明には弱く、メールも弱いです。
なりすましができるようなものでは意味がありません。
なぜSNSが出てくるのかわかりませんが、「なりすましができるようなものでは意味がありません」という点には大賛成です。
ここで大切なのは「印鑑も成りすましできるんじゃね!?」という点ですが。
法改正ありきですが、押印が存在していることで証拠能力が上がるのでしたら、電子サインが存在していても証拠能力は上がるでしょう。
電子サインの方がなりすましにくいのでしたら尚更。
3Dプリンター
主さん曰く、偽造対策には3Dプリンターを規制すべきとのこと。
これもちょっと不思議な感じです。
仮に3Dプリンターを規制して、彫刻職人が複製したらどうするんでしょうね。
印鑑の偽装に対する対処療法でしかない。
もっと言えば、実現可能性にも疑問符です。
どうやって規制するのでしょうか。
厳罰化?
こんなことを言うのもなんですが「見つからなければ犯罪にはならない」と思うのです。
しかも、本件については見つかる可能性が限りなく低そうです。
つまるところ、偽造対策は貨幣と同じ考え方でしょうか。
日本の貨幣は偽造が困難です。
ただ、これは偽造困難なほど複雑なつくりをしているからです。
コピー機にも何かあると聞いたような気もしますが、そちらが本命ではないでしょう。
技術的に偽造を困難にすることができているし、偽物も発見もしやすい。
一方で印鑑の場合は、印鑑自体に複製を防ぐ複雑さがないので容易にできてしまう。
しかも、偽物をどうやって発見するのでしょう。
問題なのは、貨幣と違って、複製されたモノ自体に価値がなく、流通しないことです。
押された「印」に価値があるので、押されてしまった時点で元が本物か贋物か判別がつかない。
結局、偽装対策は倫理的なところに頼るしかなくなってしまうのではないでしょうか。
それと、国内で規制しても海外で作れるのでは、という意見に対しての「こんなときにアメリカに行くわけないだろ」だと思うのですが、「こんなとき」が終わったらどうするんでしょうか。
やはり、現在において、印鑑には真正性の証明について技術的な欠陥があると思います。
詐欺師
主さんは「電子サイン推進派」を「真正性の証明にかかわるコストを丸投げする人間なので詐欺師」と書かれていますが、本当にそうでしょうか。
僕は「不確かな真正性の証明に固執する方が詐欺師」だと思います。
確かにコストは重要な問題です。
しかし、「コストを丸投げ」というのは違うと思います。
技術導入にかかわっては双方が費用を負担するでしょう。
例えば、取引先からAdobe
のhogehoge.ai
が送られてきたからと言って「この野郎、イラレの費用丸投げしやがって」とはならないでしょう。
今後は電子サインについてもそういう時代になると思います。
むしろ、ラスター画像でデータ納品されたらキレます。
概論
僕は結構過激派なので、色んなところで「印鑑なんてなくしてしまえ!」と思っていました。
そもそも存在意義が謎でしたし、電子サインという新たな手段も登場してきました。
そんな時、主さんの記事を見つけて「なるほど、コストなぁ」と非常に新鮮に感じながら読ませていただきました。
印鑑ではコストといっても、せいぜい印鑑本体の値段と朱肉程度でしょうから非常に経済的な方法であったといえましょう。
ただ、押印のために出勤や、紙ベースにならざるを得ないなどの点を考えると、本当に経済的なのかは疑問でもあります。
確かにコストは重要です。
特に中小企業や、個人事業主にランニングコストは重くのしかかるでしょう。
この点は移行にあたって検討すべき点だと思います。
そして、読んでいて思った点ですが、持続性についても印鑑は優れているのではないでしょうか。
一度押してしまえば、ハードウェア(この場合「紙」ですね)が損壊するまで効力を発揮し続けます。
電子サインはどれだけデータを保持するのでしょう。
民間企業が担った場合、サービス終了などのリスクにどうやって対処するのでしょうか。
これは決して印鑑に限った問題ではないと思います。
私もサービス開発を担うものとして、旧態依然としたものを悪と決めつけるだけでなく、広い視野を持って物事を見なければならないのだと強く実感しました。
主さんの記事を読んでいろいろと考えさせられました。
ありがとうございました。