electron-packager の `ignore` をたぶんほぼ完璧に指定する

Electron のパッケージを作成する際に、起動に必要のないmoduleを除外する必要があるけど、↓以下の記事で紹介されているような問題があって、単純に package.json の devDependencies に指定されているものを除外するだけでは devDependency が依存している module が除外できなくなる。

npm v3 で Electron のパッケージサイズが大きくなる - Qiita

なので以下のような感じで頑張る（試してないけど↑で紹介されている --global-style を使ったほうが楽だと思う）

使うもの

• shelljs
• lodash

コード

require('shelljs/global');
const difference = require('lodash/difference');


const requireFiles = [
  'bundle.js',
  'index.html',
  'main.js',
  'node_modules',
  'package.json',
];

const installedNodeModules = ls('node_modules').map(e => e);
const productionInfo = JSON.parse(
  exec('npm list --production --depth=1000 --json', { silent: true }).stdout
);

function extractDependencies(info) {
  if (!info.dependencies) { return []; }
  return Object.keys(info.dependencies).reduce((pkgs, name) => {
    const childDeps = extractDependencies(info.dependencies[name]);
    return pkgs.concat(name, childDeps);
  }, []);
}

const productionDependencies = extractDependencies(productionInfo);
const devDependencies = difference(installedNodeModules, productionDependencies);

// これを electron-packager の ignore に指定する
const ignoreFiles = difference(ls('./').map(e => e), requireFiles)
  .concat(devDependencies.map(name => `/node_modules/${name}(/|$)`));

なにやってんの

requireFiles は、Electronアプリを起動するのに最低限のファイル。bundle.js は browserify とか webpack で作ってるファイル名に適宜変える。あとでカレントディレクトリにあるファイルとの差分を取って、必要ないやつを指定する。

installedNodeModules は npm install されてるやつを列挙してる。

productionInfo は、dependencies に指定してる module を、それが依存しているのも含めて取り出してる。たぶん 1000 も深く潜れば大丈夫だろうという指定をしている。

extractDependencies は、productionInfo が持ってる dependencies を潜ってって、必要なやつの名前を取り出して productionDependencies に入れてる。

devDependencies はさっき取り出した、すべての module と必要な module の差分を取ってる。

ignoreFiles はカレントディレクトリで必要ないやつと必要ない node_modules を結合してる。

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終わり