この記事はなに
2025年5月19日に、GitHub Copilot を使った Issue 作成機能がパブリックプレビューとして公開されました。
この記事では、GitHub Copilot の Issue 作成機能で何が出来るのと、実際に試してみた感想などをまとめたいと思います。
GitHub Copilot の Issue 作成機能とは?
この機能は、自然言語または画像からIssueの作成を行ってくれる機能です。
使い方については、下記の GitHub の Docs に記載があります
Issue 作成手順
前提:GitHubでCopilot Chatを使えるようにする設定などは、この記事ではあつかいません
- Copilot Chat (https://github.com/copilot) のイマーシブ ビューに移動します
- チャットボックスに Issue 作成のプロンプトを入力するか、チャットボックス下の
Create Issue
のボタンをクリックして、Draft Issue を作成します - Draft Issue をレビューしながらIssueを作成していきます
- Issue の任意の部分を手動で編集できます
- 画像を渡すこともできます
- フォローアップ プロンプトを使って、変更を加えるように Copilot に依頼できます
- 入力内容を失うことなくテンプレートを切り替えることができます
- Issue に問題がなければ、右上の
Create
をクリックして Issue を作成します
実際に Copilot で Issue を作成してみた
Qiita では Qiita Discussionsで、Qiitaへの質問や機能の要望を受け付けています。
上記の要望については、2025/07/07 に修正対応済みです
試しに Issue の作成機能を利用するとどうなるのか、対応後に検証してみました。
Issue の作成
下記のプロンプトと一緒に、Discussions に添付いただいた画像を Copilot に渡します。
https://github.com/increments/qiita-discussions/discussions/998 の対応を行うバグIssueを作成します
画像とDiscussionsの要望からIssueを作成してください
Issue の作成結果
結果下記のような Draft Issueを作成してくれました。
使ってみた感想と考察
上記の例だと、我々が使っているテンプレートと少し違う箇所もありましたが、URLとスクリーンショットを渡しただけで、精度高く自動で Issue 化してくれたなと感じました。
他にも 0 からUIのデザイン作成のIssueを作ってみたり、コーディングのIssueを作ってみたりしての感想を書き残そうと思います。
良かったと感じた点
- Issueのテンプレートを切り替えても内容が破棄されない
- GitHub の Issue 作成だと、テンプレートを切り替えるときに、内容が破棄される
- 例えばXのアイコンサイズなど、Issue作成時に調べ物がある場合、調べて挿入してもらうことができた
- Personal instructions を設定することで、Web検索したら「検索しました」と記載するなども追加できます
- スクリーンショットから、バグレポートを作る時の速度が速かった
- テンプレートがあると指示が正確で作りやすい
イマイチと感じた点
- テキストだけで Issue 作成のプロンプトを実行するなら、Gemini で Issue のテンプレート渡したうえで、Issue 要件の概要を伝えたほうが私の場合は欲しいものを得られました
- このときの概要は箇条書きでした
- GitHub Copilotだとそのまま Issue に挿入した
- Gemini だとテキストを成形してくれた
- このときの概要は箇条書きでした
- GitHub Copilot であろうと、Gemini であろうと、要件が正しいのかどうかは、人の目でみて判断して調整する必要性があった
まとめ
- GitHub Copilot の Issue 作成機能は、自然言語と画像から Issue を作成してくれる
- 特に画像を渡した時のテンプレート化の精度が高かった
- Geminiのほうが、テキストの成形能力は良かった
- GitHub Copilot であろうと、Gemini であろうと、要件が正しいのかどうかは、人の目でみて判断して調整する必要性がある
この記事が役に立てば幸いです。