軽いエディタとして最高なSublime Textですが、日本語IMEとの相性が悪かったり、デフォルトではMarkdown環境がなかったり、プログラムを書くにはいいけど日本語を書くには微妙だと思われています。
しかし、ちゃんと設定すれば全部解決するのでSublime好きな人はやりましょう。
ショートカットを無効にし、OSXでのIMEの日本語入力をマトモにする
Sublimeはデフォルトでは、Google日本語入力「Tabによる変換候補選択」「Control+Kによる無変換」が機能しません。
これは、Sublimeのデフォルトキーバインドと衝突してしまうのが原因です。普段から使いまくっているショートカットキーが潰されることで「Sublimeを日本語エディタにするのはつらい」という印象を抱きがちですが、それら余計なキーを潰すことで解決します。
手順
SublimeText3 - sublime text3で日本語入力変換が機能しない場合の解消3ステップ - Qiita
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/Users/ユーザ/Library/Application Support/Sublime Text 3/Packages
を開く - Sublime Text -> Preferences -> Key Bindings - Default を開き、
⌘+S
- Sublime Text -> Preferences -> Package Folder
- Defaultフォルダに
Default (OSX).sublime-keymap
ファイルが現れている。
- Sublime以外のエディタでこれを編集して潰したいキーをコメントアウトし保存
- Sublimeを再起動
コメントアウトするのは、100行目付近の、
// { "keys": ["tab"], "command": "insert_best_completion", "args": {"default": "\t", "exact": true} },
// { "keys": ["tab"], "command": "insert_best_completion", "args": {"default": "\t", "exact": false},
// "context":
// [
// { "key": "setting.tab_completion", "operator": "equal", "operand": true },
// { "key": "preceding_text", "operator": "regex_match", "operand": ".*[^0-9]$", "match_all": true },
// ]
// },
に加えて、683行目付近の
// { "keys": ["ctrl+k"], "command": "run_macro_file", "args": {"file": "res://Packages/Default/Delete to Hard EOL.sublime-macro"} },
です。完了後、日本語入力が快適になっていることを確認します。
Markdown環境を整える
このままMarkdown執筆もやっていけるように設定します。プラグイン色々ありますが、とりあえず「MarkdownPreview」入れておきましょう。
ショートカット一発ででき便利です(.htmlを生成してそれをブラウザで開いてくれる)。
他のプラグインでは、PDFやスライドが生成できるそうです。
SublimeText3+MarkdownでPDF文書やスライドを作る - Qiita
手順
- 「MarkdownPreview」をInstall Package
- プレビューのショートカットキーを設定する
- プレビューに使用するブラウザを設定する
ショートカットキーの設定は、Sublime Text -> Preferences -> Key Bindings - User にて
{ "keys": ["control+m"], "command": "markdown_preview", "args": {"target": "browser"} }
プレビューはSafariで開くのがおすすめ
- 普段Safari使わないので、デフォルト放置されたSafariは余計なプラグインもなく、プレビュー用途にヌルサク快適です。
- Chromeを使った場合、プレビュー更新の度htmlを開くので新しいウィンドウが開いてしまい、タブが無限に増殖する問題があります。Safariではうまいことやってくれます。
プレビューに使用するブラウザの設定は、
Sublime Text -> Preferences -> Package Settings -> Markdown Preview -> Setings User にて
{
"browser": "/Applications/Safari.app",
}
です。
まとめ
Sublime Text 軽くておすすめです。