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Sigfox Radio Configurationとデバイスクラス

Last updated at Posted at 2018-05-31

SigfoxのRadio Configurationとはなにでしょうか?

Radio Configurationの定義

Sigfoxサービスは、グローバルにおいて862MHzから928MHzのISM及びSDRバンドで運用されています。
グルーバルでの無線運用は、物理的に3つのリージョンに分割されており、各区域においては、異なる技術基準(周波数、最大送信出力等)が適用されます。
Radio Configurationは、RCと略され、各技術基準にあわせてナンバーリングされています。日本国内では、ARIB STD-108及び電波法関連法令に準拠し、RC3として管理しています。
各リージョンにおけるRCは下表のとおりです。

RC1 RC2 RC3 RC4 RC5 RC6 RC7
リージョン 欧州 北中米/南米 日本 南米/APAC 韓国 インド ロシア
Uplink(MHz) 868.130 902.200 923.200 920.800 923.300 865.200 868.800
Downlink(MHz) 869.525 905.200 922.200 922.300 922.300 866.300 869.100
EIRP(dBm) 16 24 16 24 14 16 16
その他 Duty1% FH LBT FH LBT - Duty1%

RC3について

RC3には、RC3aとRC3cの二つが存在します。
当初、日本国内でSigfoxが導入されたときは、ARIB STDや電波法関連法令上、Sigfoxの通信技術をフルに活用できる状態ではありませんでした。つまり、Sigfoxように狭帯域周波数の利用が難しい状態でした。
その後、情報通信審議会の920MHz帯電子タグシステム等作業班で検討され、平成29年10月に総務省令の改正、その後ARIB STD-T108の改定となり、日本国内でも狭帯域周波数のフル活用ができるようになりました。
この前後でRC3の定義も変わっています。制度改正前がRC3a、改正後がRC3cという位置づけです。
RC3cでは、周波数ホッピング幅が広くなったため、端末同時接続数や受信感度が良くなっています。
RC3a,RC3cの仕様をご確認されたい方は、こちら(Sigfox Build)を見てください。

デバイスクラス

Sigfoxデバイスは、その送信出力にあわせ、4種類のクラスにカテゴライズされます。このカテゴライズは、RC毎に定義が異なっています。日本国内向けのRC3は、下表の定義です。

RC3a/3c Class 0u Class 1u Class 2u Class 3u
EIRP 16dBm-12dBm 12dBm-7dBm 7dBm-2dBm 2dBm未満

このデバイスクラスは、Sigfox Ready Certification (P2認証とも呼んでいます)プログラムにおいて認証機関で計測された結果に基づき設定されます。
Sigfox Ready Certificationに関しては、こちらに詳しく説明されています。

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