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Data Advanced CallbackでRFメタデータを取得する

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2019年6月1日、SigfoxクラウドのDATA_UPLINK(上りメッセージ用)Callbackから受信基地局のRSSIやSNR等RFメタデータとduplication機能がなくなります。
image.png

#duplication機能とは何だったのか?
DATA_UPLINK Callbackでは受信基地局のRSSIやSNRのRFメタデータが取得できていましたが、duplicationを有効にしていない場合は、複数の受信基地局の中でも、最も早くメッセージをSigfoxクラウドに届けた基地局のRFメタデータがCallbackされるだけでした。
一番受信感度が良かったものではなく、一番早く届けただけの基地局です。ですので、この情報だけでSigfoxネットワークの無線品質を評価していた場合は、評価に値しない結果を取得していたということになります。

では、duplication機能を有効にしていた場合はどうでしょうか?duplication機能は受信局数分だけCallbackを繰り返す機能です。
確かにこの機能を有効にすると、一番全RFメタデータを処理してネットワーク品質を評価することができます。
しかし、将来的なスケールアウトも考えると、ベストなソリューションではありませんでした。
基地局密度が高く10〜20局で受信するようなエリアで、10万台のデバイスが1日あたり50メッセージ送信する場合、1日あたり5,000万〜1億のCallbackが発生することになります。1秒間に1,150回のCallbackです。
これは、お客様のシステム運用コストにも、費用対効果が良くない仕組みでした。

#Data Advanced Callbackのduplication項目
Data Advanced Callbackの基本情報については、こちらを見てください。
Data Advanced Callbackのcontest bodyは下記のような設定が可能です。

{
  "device" : "{device}",
  "time" : "{time}",
  "data" : "{data}",
  "seqNumber" : "{seqNumber}",
  "lqi" : "{lqi}",
  "lat" : {fixedLat},
  "long": {fixedLng},
  "operatorName" : "{operatorName}",
  "countryCode": {countryCode},
  "computedLocation" : {computedLocation},
  "duplicates" : {duplicates}
}

ここで、duplicatesという項目は、下記のようなJSON構造を取ります。

[
  {"bsId":"ABCD","rssi":-120.0,"nbRep":3,"snr":24.25},
  {"bsId":"12EF","rssi":-115.0,"nbRep":3,"snr":27.55}
  ...
]

duplicates項目により、今まで、DATA_UPLINKのRFメタデータをduplication機能により取得していたRF情報をData Advanced Callbackのみで取得できるようになります。

※duplicates項目を有効にするためには、Sigfox Operatorに追加権限を依頼する必要があります。
是非、KCCSパートナーに参加し、duplicates項目をお試しください。

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