11月6日のOpenAI DevDayで発表されたChatGPTの新機能「GPTs」を使って、サッカーフォーメーションコーチGPTを作ってみました。
GPTs(GPT Builder)は、自分なりにカスタマイズされたGPTを作るもので、作ったカスタムGPTを共有することや、今後リリースされるGPT Storeで販売することも可能になります。
My GPTsを作ってみる
左メニューのプロファイルからMy GPTsを選択します。
My GPTsの一覧上部にあるCreate a GPTを選択します。
こちらが、新しくMy GPTsを作る画面になります。画面左が作成用、右がプレビュー画面になっています。CreateとConfigurタブがありますが、Createでは、「どのような機能を備えたツールを作りたいのか?」という観点で対話型で、希望するGPTsを書いていきます。Configureは、開発するツールに追加情報を与えるほか、必要な機能を選ぶために使用します。ファイルをアップロードすることで、このMy GPTに追加学習させることもできます。
サッカーフォーメーションコーチを作ってみる
では、Createタブ上で、サッカーフォーメーションコーチを作ってみます。
ここでは、まず、「サッカーのフォーメーション戦略についてアドバイスしてくれるGPTを作りたい」とお願いすると、GPT Builderが理解してくれると、次にそのMy GPTの名前を提案してくれます。
"Formation Coach"という名前でどうかな?って聞かれるので、適当に「いいんじゃないか」と返すと、プロファイル画像も提案してくれます。
このような一連の流れでMy GPTである"Formation Coach"の骨格ができました。
あとは、このGPTにどのような機能を追加していきたいかをGPT Builderに伝えていきます。
今回は、試合相手のフォーメーションを伝えると、自分のチームのフォーメーションを何にしたらいいかを答えてくれて、そのフォーメーションをDALL-E 3を使って画像出力してくれるような機能を追加してみます。
My GPTを使ってみる
さて、このようにして出来上がったMy GPT "Formation Coach"を使ってみます。
まずこんな感じで投げてみました。
対戦相手は442のフォーメーションです。こちらのフォーメーションについてアドバイスください。
すると、下図のようなアドバイスを頂けました。3-5-2では、3人のセンターバックが相手2トップに対応する利点などを説明してくれます。
しかも、画像を出力してもらう機能をCreateしていたので、
これらのフォーメーションのビジュアルを作成して、より明確な理解を助けることができます。ご希望であれば、それぞれのフォーメーションのイラストを生成しましょうか?
とも提案してくれます。
では、お言葉に甘えて、フォーメーション画像も出力してもらいます。
なんじゃこりゃーーーー!
相手のフォーメーション4-4-2???、こちらのフォーメーション3-5-2、4-3-3???完全に無視されています。
まだまだ、改善されるべき要素はいっぱいありますが、マイ・カスタムGPTを作れるというのは面白そうですね。
参考までに、今回作った"Formation Coach"を共有しておきます。