FT(フォールトトレラント)サーバとは
・NEC製(中身はスパルタス社製)
・CPUやメモリなどが2個ずつ搭載されており、常に同調処理が走っているため片方が壊れても即時復旧可能
・オンライン保守が可能
・基本的にOSはプリインストール済み
■セットアップ方法
・UPSにネットワークアダプタ取り付け
・UPS初期セットアップ後、電源ケーブルを差し込みFTサーバの電源をON
・F2押して監視無効設定、PowerConfiguretionを設定(時間はデフォルトのまま:50秒)
・escにてOS再起動後、Windows初期セットアップ
・CDよりExpressBuilderを起動し、ESMPROServerManagerをインストール
(基本デフォルトでOK、インストール後CDは必ず抜く)
・ネットワークポートの判別(ケーブルを差し込み、リンクアップしたアダプタの名称変更
(例)10Gb_#0_Port1)
※構築環境によって古いハブを使用している場合、10GBを認識しない可能性がある。
その為、要望がない限りは基本的には1GBアダプタを使用することが多い
・コマンドプロンプトでipconfig /all
を実行し、MACアドレスを取得しておく
※後ほどのNICチーミングによってMACアドレスが隠れてしまう
・サーバマネージャよりNICチーミングを有効にする。(チーム名:Team_10Gb_Port1)
・RDRユーティリティよりVD作成、及び二重化(Duplex)ディスクを追加
・ディスクの拡張(拡張は足し算)、追加
・サービスよりSNMPトラップをローカル(127.0.0.1)に送付
→ESMPROServerManager起動確認、及びSNMP受信確認
・付属CDよりAC Enterprise、AutomaticRunningContorollerのインストール
・OS再起動→監視有効化
・ホスト名設定
・Cドライブの仮想メモリ(33168MB:32GB*1024+400MB)の設定
・指定がなければメモリダンプの種類はカーネルダンプ
・「Windowsスタートメニュー」-「BMC Configuretion」より固有情報のバックアップ
・スタートアップより表示されているチェックリストを閉じる。
・UPSのメニューより「設定」「ステータスカスタム」「EMCアドバンスド」「IP設定」
・スイッチ経由でケーブリングし、疎通確認AC Management Consoleより電源制御グループに「冗長化電源」
→電源装置を右クリックしてUPSの情報登録
→IEよりUPSのIPを指定しアクセス
→「Configuretion」「Network」「SNMPv1」「 AccessType」を「Write+」へ
・AC Management Consoleより制御端末を右クリックし自身のIP登録
・WindowsUpdateの実施
・OS再起動後、FTランプが点灯したら「Windowsスタートメニュー」-「FTサーバユーティリティ」より縮退テストを実施
・UPS電源テスト
→電源は2本同時に抜く
セットアップ時間
おおよそ5時間程