Webマーケティングとは
Webを中心に行われるマーケティングがWebマーケティング
マーケティングの究極の目的はセールスを不要にすることである。
マーケティングが目指すものは、顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、おのずから売れるようにすることである。
出典:「マネジメント」 P.F.ドラッカー
環境分析とは
Webマーケティングを行う際に、まずはじめに「環境分析」を行う
環境を把握することで、次の(Webマーケティング)施策につなげる!
例)
・顧客のニーズは?
・ビジネスを取りまく市場は?
・どんな競合がいるのか?
・自社の強みは?
※下記に記載する分析手法のゴールは商品を購入すること
ユーザー
商品を購入してくれるユーザーをよく知ることが大切
→ 誰に売るのかを決めないと戦略は立てられない!
ペルソナ分析
商品を購入する 「理想のユーザー」 を設定するフレームワーク
プロジェクトの関係者が協力してペルソナを作成することによって、
自社が提供する価値を共有でき、ユーザー像がより明確化される
■設定する項目
・年齢
・家族
・住まい
・仕事
・ライフスタイル
・対象商品やサービスに対する意識や行動
・情報接触の傾向
カスタマージャーニーマップ
ユーザーの行動程をジャーニー(旅)に見立てたフレームワーク
ユーザーが商品を認知し、興味を持ち、最終目標(購入)に達する前後の行動傾向とその背景を推測する
クライアントと認識共有するためにマップ化して表現したもので、
ユーザー視点の理解や関係者間の認識整理に有効で、回遊設計を行う目安となる
※参考画像を探していたら見つけました↓
カスタマージャーニーマップ作製ツール
4C分析
顧客視点の4要素で分析するフレームワーク
※超簡単に言うと、マーケティングで有名な4P分析の顧客視点版
4C分析 | 4P分析 |
---|---|
Customer Value (顧客の価値) | Product (商品) |
Cost to the Customer (顧客の負担コスト) | Price (価格) |
Convenience (利便性) | Place (流通) |
Communication (コミュニケーション) | Promotion (販売促進) |
外部環境との比較
当然ですが…ユーザーは自社以外にも複数のウェブサイトを見ながら最終的に購入するか決める
競合する商品と比較して、どう異なるのか伝える必要がある
- リアルでの競合
- 同業他社
- ウェブ上での競合
- ユーザーが参考とするウェブサイト(個人のブログや、ニュースサイトなど)
5フォース分析
競争要因別に対象と基準を明確にする分析
上記をもとに自社の収益を得られるポジションを決めるフレームワーク
自社の業界を中心として、下記の力関係が働くことに注目する
-
競争業者(直接競合)
-
同業他社
-
値引きとコストカットで利益率が下し、市場自体の魅力が下がる可能性がある
-
買い手(顧客)
-
エンドユーザー
-
買い手の交渉力が強まると、値下げ圧力などで自社の利益を圧迫する
-
様々な企業から提供されているコモディティ化された商品では買い手の力が非常に大きな脅威となる
-
供給業者
-
仕入先
-
供給業者の交渉力が強まると、自社の利益を奪っていく
-
例)インテルvsコンピューターメーカー
-
代替品(間接競合)
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自社を含む産業の商品が、異なる商品にとって代わられてしまう脅威
-
例)スマホvsデジカメ、音楽プレーヤー
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新規参入業者
-
参入障壁が低く、既存業者の力が弱い場合は、新規参入が容易で競争が激しくなる
-
新規参入者の脅威は、業界への参入障壁の高さに関わる
-
新規参入者によって業界構造は一気に変化する可能性がある
SWOT分析・クロスSWOT分析
もともとは経営資源の最適化を図る経営戦略策定方法の一つ
SWOT分析であげた項目は「状況」であり、実際に使える分析結果ではないため、
さらにクロスSWOT分析を行い該当事業の戦略として落とし込む
SWOT分析
- 強み
- 自社が持つ目標達成に貢献しうる組織の特長
- なぜユーザーが自社商品を利用してくれるか?
- 弱み
- 自社が抱える目標達成の障害や弱点となりうる組織の特質
- 機会
- 自社のチャンスに見える外部環境要因です
- 政治動向、市場の変化など
- 脅威
- 自社の障害となる外部環境要因です
- 政治動向、市場の変化など
クロスSWOT分析
- 積極化戦略
- 自社の強みを使って機会を活かす施策
- 差別化戦略
- 自社の強みで脅威による悪影響を切り抜ける施策
- 段階的戦略
- 機会を活かすために自社の弱みを補強する方法を考える
- 段階的に弱みを改善してチャンスを取り逃がさないようにする施策
- 専守防衛・撤退
- 自社の弱みを理解し、脅威による影響を避ける、もしくは最小限にすることを考える
※実際のやり方は以下サイトが参考になると思います ↓
SWOT分析のやり方
参考文献
[改訂版・ウェブ解析士 認定試験公式テキスト2020(第11版)]
(https://www.waca.associates/jp/study/courses/materials/textbook/)