これは何
Vimにはノーマルモード、インサートモード、コマンドラインモード、ビジュアルモードという4つのモードが存在します。
ビジュアルモードは便利なのですが、他のモードに比べて使い所が比較的知られていない気がするので、Tipsとして便利な使い方をまとめます。
V-LINEモード
V-LINEモードは、行全体を選択できるモードです。
基本的にはノーマルモードでShift + v
を入力することでV-LINEモードにできるはずです。
V-LINEモードは、行単位で操作を行いたいときにとても便利です。
簡単な使い方例を紹介します。
選んだ行を削除する
V-LINEモードに入った後、削除した行を選択し、d
を入力することで選んだ行の一括削除ができます。
下のようなイメージです。
選んだ行の置換を行う
V-LINEモードに入った後、置換を行いたい行を選択し、:
を入力してコマンドラインモードに入ります。ここでs/置換したい文字列/置換後の文字列/g
と入力することで、選んだ行のみ置換を行うことができます。
下のようなイメージです。
V-BLOCKモード
V-BLOCKモードは、矩形選択を行えるモードです。
基本的にはノーマルモードでCtrl + v
を入力することでV-BLOCKモードに入ります。このモードでは、矩形選択を行って複数行一括で同じ操作をしたいときに便利です。
選んだ範囲を削除する
V-BLOCKモードに入った後、範囲を選択し、d
を入力すると、選んだ範囲の削除を行うことが可能です。
下のようなイメージです。
選んだ範囲に挿入する
V-BLOCKモードに入った後、範囲を選択し、Shift + i
を入力してインサートモードに入ります。
インサートモードに入り、挿入したい文字列を入力した後ノーマルモードに戻ると、選択した範囲に文字列を入力することができます。
下のようなイメージです。
選んだ範囲を置換する
V-BLOCKモードに入った後、置換を行いたい範囲を選択し、:
を入力してコマンドラインモードに入ります。ここでs/置換したい文字列/置換後の文字列/g
と入力することで、選んだ範囲のみ置換を行うことができます。
下のようなイメージです。