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Engineering Managementを学びたいときに読みたい本一覧

Last updated at Posted at 2021-12-12

これは何

僕は今、Qiita株式会社でマネージャーをしています。
エンジニアマネージャをする上で読んだ、おすすめの本を紹介していきたいと思います。

おすすめの本一覧

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで

著者: 市谷聡啓

この本は、マネジメント以前に、まずは機能するチームを作っていくためのノウハウがストーリーとして描かれている参考書です。
なんとなく会社で働くことにやりがいを感じない、緊張感がある、ストレスが溜まる。しかしその原因がなんなのかがわからない。そんなときにこちらの本はおすすめです。誰も気づいていない課題を1人でもいいからなんとかしたい。良い組織を作っていきたいというときにこの本を読むことで、現状を少なくともいい方向に変化させていく取り組みができるようになると思います。

チーム・ジャーニー 逆境を越える、変化に強いチームをつくりあげるまで

著者: 市谷聡啓

こちらの本はカイゼン・ジャーニーのような一冊になります。カイゼンジャーニーは「課題が何かからないところをまずは知る。そしてメンバーと一緒に課題の認知と組織づくりを行っていく」ことがメインの内容です。こちらのチーム・ジャーニーは「組織としてはある程度動けるようになってきた。その組織をどう動かしていくか、どういう采配を取るべきか
」という判断に困っているときにおすすめの本です。
カイゼンジャーニーに比べてよりエンジニアマネージャーとしての振る舞いや考え方について学ぶことができる本になっているので、すでにマネジメント業務を行っている方は読んでみると学びがあるのではないかな、と思います。

はじめてのリーダーのための 実践! フィードバック 耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す「全技術」

著者: 中原淳

こちらの本はメンバーを育てていく上で必要なテクニックである「フィードバック」「コーチング」のうち、「フィードバック」について学ぶことができる一冊です。
フィードバックの仕方だけではなく、どういう時はフィードバックが有効なのか、フィードバックはどういう役割を持ったコミュニケーション方法なのか、というそもそものフィードバックの意義のようなところから学ぶことができる一冊です。
フィードバックはタイミングと伝える内容、伝え方によってメンバーの成長を加速させるか、逆に後退させるかが大きくぶれる責任の伴うやりとりです。
ぜひ耳の痛いことを言う必要がある方や、言うことが苦手な方は一読してみることをお勧めします。

この1冊ですべてわかる 新版 コーチングの基本

著者: コーチ・エィ

こちらの本は「フィードバック」と一緒によく語られる「コーチング」について学ぶことができる一冊です。
こちらもマネジメントをする上でメンバーのモチベーションや、成長の方向性を左右する、重要なコミュニケーション方法です。
今メンバーの育成やマネジメントをしている方はぜひ読んでみてください。

ユーザー中心組織論 〜あなたからはじめる心を動かすモノづくり〜

著者: 金子剛

この本は、どのようにユーザーに目を向けた組織を作っていくかを書いた一冊になります。
今の時代、ものづくりに関わっている人は必ずその使ってくれているユーザーに目を向けていく必要があると思います。
しかし、関わっている人が全員そのような意識で働けているかというと、そうではない現場もあるのではないでしょうか。
こちらのには本は、組織に所属するメンバー全員がユーザーに目を向けられるようにするにはどのような組織づくりを行っていけば良いのか。また、そもそもそのような組織がなぜ必要なのかが書かれています。

ブランド~STORY設計とは~

著者: 関野吉記

この本は組織に所属するメンバー全員で同じ価値観、世界観を作り上げていくことの重要性とノウハウが書かれている本です。
SDGsやESGなどが叫ばれている今、社会からの期待や共感、そして会社を応援してくれるファンがそのまま会社の価値になる時代になっています。
そのような、組織としての価値を引き上げていくため、そしてより良いプロダクトを作り上げていくための手段としてのブランドの重要性をこの本では説明されています。
ぜひ今組織の存在意義や提供価値を作り上げていこうと考えている方や、課題感を持っている方は読んでみてください。

エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング

著者: 広木大地

こちらの本はQiitaのトップコントリビューターでもある広木さんが執筆した本です。
エンジニアリングを「人」「組織」にフォーカスして解説しており、組織作り、メンバーマネジメントがどうエンジニアリングやプロダクト作りに結びついているのかの説明と考え方が理解できます。
こちらはエンジニリングマネージャーだけではなく、経営者や、逆にプレイヤーとしてコードを書いている方にもおすすめの一冊です。

ピープルウエア

著者: トムデマルコ;ティモシーリスター
こちらの本はエンジニアリングを社会学的アプローチから紐解いていく本になっています。「エンジニアリング組織論への招待」に通じる部分もあるかもしれません。
プロジェクトや開発のトラブルは往々にして技術的問題ではなく、組織や人に問題がある、という考え方で、より良いエンジニアリングやプロダクトを作っていくための考え方を人にフォーカスして語っています。
こちらもマネージャープレイヤー問わずおすすめです。

最後に

Qiita株式会社ではMeetyを開設しています。
マネジメントについてより情報交換をしたい方がいれば、ぜひこちらから気になるをよろしくお願いします!

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