はじめに
vimにはterminalというコマンドが存在します。
このterminalコマンドは、実行するとターミナルをVim内で開くことができます。
この記事では、このterminalコマンドの使い方や便利な機能について紹介します。
terminalコマンドの便利な使い方
ターミナルにコマンドを送り、結果を出力する
terminalコマンドは、第一引数に実行したいコマンドを指定すると、実行結果を出力することも可能です。
例えば以下のようにコマンドを実行すると、現在のディレクトリ内にあるファイル一覧を表示することができます。
:terminal ls
また、結果はテキストとして表示され、他のファイルと同じように結果もVimでそのままアクセスできるため、ヤンクなども
Vimのコマンドを使って簡単にすることができます。
ターミナルにコマンドだけ送る
terminalコマンドは、++closeオプションを渡し、第一引数に実行したいコマンドを指定することで、実行が終が終わると同時にそのままウィンドウを閉じるようにすることもできます。
例えば以下のようにtigコマンドを実行すると、tigを用いてgitを操作することができ、そのままtigを閉じると同時にウィンドウも閉じます。
:terminal ++close tig
おまけ
terminalコマンドは、vertを使うことでターミナルウィンドウを垂直に分割することができます。
これを用いると、横に結果などを出しながらコードを書いたりすることができるので便利です。
最後に
このように、terminalコマンドを使うとVim上でも大抵の操作が可能です。
Vimだけあればtmuxなども使わず色々なシーンでの開発をすることができます。