この記事はQiita株式会社 Advent Calendar 2021の 5 日目の記事です!
Qiita株式会社 プロダクト開発グループの@getty104が担当します
この記事は何
Qiita株式会社は9月に、Qiitaの価値を今まで以上に高めるための組織を作るため、体制の見直しを行いました。
この記事では、現在Qiita株式会社がどのような組織体制でQiitaの運営をおこなっているのかの紹介を行います。
組織体制の紹介
現在Qiitaは主に以下の組織で運営されています。
- プロダクト開発グループ
- CX向上グループ
- プロダクトマーケティンググループ
- セールスグループ
これらの組織について説明を行なっていきます。
プロダクト開発グループ
プロダクト開発グループは、Qiita株式会社のミッション「エンジニアを最高に幸せにする」に基づき、QiitaやQiita Jobsの新機能開発やQiita株式会社として行っていきたい施策や開発を行っている組織です。
メンバーはエンジニアとデザイナーで構成されています。
最近では以下のようなアップデートを手がけていました。
CX向上グループ
CX向上グループもプロダクト開発グループと同じくQiitaの開発と改善を行っています。
プロダクト開発グループと大きく異なる点は名前の通り「顧客体験」にフォーカスし、ユーザーからの信頼を得られるプロダクトを目指した行動を行っている点です。
CX向上グループは基本的にユーザーに求められているものや機能自体の使い心地などをユーザーのフィードバック起点で行っています。
また、ユーザーとのコミュニケーションを積極的に行えるような場づくりや発信を行なっています。
最近では以下のようなアップデートを手がけていました。
- GitHub Discussionsの運営
- TwitterでのQiita公式アカウントを用いたユーザーとのコミュニケーション
- リリースノートに記載の改善
プロダクトマーケティンググループ
プロダクトマーケティンググループは、プロダクト開発グループとともに、Qiitaの価値向上や事業成長を目指した施策を実行している組織です。
プロダクトマーケティンググループはビジネスメンバーで構成されています。
最近では以下のような施策を行っていました
セールスグループ
セールスグループは「企業とユーザーを繋げる」ことを目的とした組織です。企業とユーザーをつなげ、双方にとって価値のある体験づくりを行っています。基本的にスポンサーとして協賛いただいているようなイベントはセールスグループが手がけています。
最近では以下のようなイベント等を手がけていました。
- 企業様協賛の記事投稿キャンペーン
- プレゼントカレンダー
このような組織体制になった背景
このような組織体制になる前は、Qiitaの運営は
- プロダクト開発グループ
- セールスグループ
のみで行っていました。
しかしこの体制にはいくつかの課題がありました。
課題とは以下の通りです。
- ユーザーとの対話と事業成長を天秤にかけながら優先順位づけ、開発をおこなければならない
- プロダクトを成長させる、ユーザー体験を高めるための施策を回す組織が存在しない
そのため、新しい体制では行えているようなユーザーコミュニケーションをとった開発と事業成長を目指した開発を一緒に回していくことや、ユーザーが楽しむためのイベント運営やキャンペーンなどを行うことができませんでした。
そのため、以下のような現象が起こっていました。
- 事業成長を目指した開発を行っているときに、ユーザー体験向上を目指した開発が行えない→その期間運営がプロダクトを放置しているように見えてしまう
- ユーザーとのコミュニケーションをとる機会が少ない→運営が不透明になり、不信感が強まる
Qiitaはプロダクトを信頼し、共感をしてくれる人が集まることで成り立つサービス、コミュニティです。
本来であればユーザーとのコミュニケーションや発信は絶えず行っていく必要があります。
ユーザーにとって価値を感じ続けてもらうプロダクトづくりを行うためにも、組織体制を大きく見直し運営を行っていくことを決めました。
体制変更後の変化
体制を変えて間もないですが、すでにいくつかの変化がありました。
変化は以下の通りです。
- ユーザーとの対話を常に行える体制になった
- プロダクト成長を目指した開発に対しても、「ユーザー目線」としてのCX向上グループからフィードバックをもらうことができるようになった
- 作っているものがユーザーにとって価値のあるものになっているか
- 不信感のあるコミュニケーションをとっていないか
- プロダクト自体の成長のために、コミットできるビジネスメンバーが増え、開発にとどまらない企画や施策を行えるようになった
- アドベントカレンダーのイベントやキャンペーンなど
まとめ
このようにQiitaの運営は新しい体制で、運営を行っています。
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Qiita Advent Calendar 2021 の 6 日目は、
Qiita株式会社プロダクトマーケティングGの中泉(@zumi0)が担当します!