環境準備
1.Pythonのインストール
手段1 Pythonの公式サイトからインストール
1. 公式HP にアクセスしてダウンロード
[Downloads]-[Windows]-[Windows installer (64-bit)]
2.インストールする。その際、「Add Python 3.7 to PATH」にチェックを入れるてPATHを通す
C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Programs\Python\Python311\
にインストールされる。
3.コマンドプロンプトでpython -V
またはpython --version
と入れてインストールされたバージョン確認。
手段2 Anacondaをインストール
2.仮想環境の作成(必要な場合のみ)
Anacondaを使わない場合(編集中)
1.仮想環境を作りたい場所へ移動cd xxx\yyy\zzz
2.フォルダ名(例.env)を指定して、仮想環境を生成する。python -m venv env
※この例だと、xxx\yyy\zzz\env
配下に仮想環境が作成される。
3.スクリプトを使用出来るように、以下コマンドを入力
Set-ExecutionPolicy -ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope Process
4.生成した仮想環境をアクティベート
Windowsenv\Scripts\activate
※文頭にpython
の表記は不要。
Macsource env/bin/activate
(削除したい場合)
venvで作成された仮想環境のフォルダを消すだけ。
Anacondaを使う場合
1.[Environments]-[root]-[Create]
2.フォルダ名(例.env)入力し、[Create]
3.Python標準ライブラリ
インストール不要。インクルードすれば利用可能。
ライブラリ | インクルード | 備考 |
---|---|---|
os | import os |
OSインターフェース。ファイルを扱ったり。 |
glob | import glob |
パスを扱ったり。 |
4.Pythonの拡張機能(ライブラリ)
利用方法
1.コマンドプロンプトにてpip install openpyxl
と入力してエンターキーを押す。
2.以下にインストールされる。
標準:c:\users\ユーザー名\appdata\local\programs\python\python311\lib\site-packages
仮想環境アクティベート中:仮想環境パス/Lib/site-packages/
※対話モード(コマンドプロンプトの行の最初に">>>"と表示される)の場合は、上記コマンド入力不可なので注意。
3.ファイル先頭で、下図「インクルード」の通り、宣言する事で利用出来る。
インストールされているライブラリを確認する。
1. 確認したい環境をアクティベート
コマンドプロンプトでenv\Scripts\activate
と入力してエンター。
2. コマンドプロンプトでpip list
と入力してエンター。
同様に以下コマンドで様々なライブラリをインストール出来る
ライブラリ | コマンド | インクルード | 備考 |
---|---|---|---|
tensorflow | pip install tensorflow |
import tensorflow |
Googleが開発した機械学習のソフトウェアライブラリ |
FlickrAPI | pip install flickrapi |
from flickrapi import FlickrAPI |
画像集ダウンロード |
PIL | pip install pillow |
from PIL import Image |
Python Image LibraryからImageを読み込み |
NumPy | pip install numpy |
import numpy as np |
Pythonで数値計算を効率的に行う為のライブラリ。左記宣言をすれば、npとしてNumPyを扱える。 |
scikit-learn |
pip install sklearn pip install scikit-learn
|
from sklearn import model_selection |
データをトレーニング用とテスト用に分割したり。※Anacondaを使わない場合は、事前に「NumPy」「Scipy」「Pandas」もインストールが必要 |
Keras | pip install keras |
`import keras | TensorFlowやTheano上で動くニューラルネットワークライブラリ |
Flask | pip install Flask |
from flask import Flask, reqpuest, redirect, url_for |
Python上で動くマイクロウェブアプリケーションフレームワーク |
TensorFlow | pip install tensorflow==1.5.0 keras==2.1.6 |
import tensorflow |
トレーニング済みのモデルを使用したり、独自のモデルを構築してトレーニングしたり |
Core ML | pip install -U coremltools |
import coremltools |
Appleが2017年に発表した機械学習を扱うためのフレームワーク |
文法
リスト
・C言語の配列のようなもの
・添え字は0から。
enumerate
・第二引数の記載を省略すると、取得出来る添え字は0から。
・第二引数の記載をすると、その指定したインデックスから1つずつインクリメントされて取得出来る。
>>> list(enumerate("abc"))
[(0, 'a'), (1, 'b'), (2, 'c')]
>>> list(enumerate("abc", 1))
[(1, 'a'), (2, 'b'), (3, 'c')]
>>> list(enumerate("abc", -2))
[(-2, 'a'), (-1, 'b'), (0, 'c')]
用語集
アトリビュート
クラス内に定義されたメソッド+データの事。
モジュール
クラスや関数が定義された「.py」で書かれたファイルのこと。
importで読み込める。
使用する時は、基本的にはモジュール名.関数()
の形式だが、ファイル先頭で
from モジュール名 import A, B, ...
※A, Bは「クラス」「関数」「変数」のいずれか
と宣言しておく事で、モジュール内の指定したものだけを読み込め、本来は
モジュール名.関数()
の形式で利用するところ、モジュール名を省略して
関数()
の形式で利用出来るようになる。
パッケージ
モジュールを複数まとめたもの。
ライブラリ
パッケージを複数まとめて一つのライブラリとしてインストール出来るようにしたもの。
ライブラリには、Pythonに付属していてすぐに使える標準ライブラリと、
ダウンロードなど追加インストールをしてから利用する外部ライブラリがあります。
標準ライブラリの「組み込み関数」は、インストールせずにそのまま使える。
os:path
現在Pythonが動作しているOSに適したパスモジュール
posixpath:UNIXスタイルのパス用
ntpath:Windwosパス用
pathlib
Python標準ライブラリの一つ。
Lib/pathlib.pyに定義されている。Pathクラスがある。
from pathlib import Path
と書く事でPathクラスが利用出来る。
Python公式日本語HPの解説
ライブラリ
openpyxl
Excel 2010 xlsx/xlsm ファイルを読み書きするための Python ライブラリ
Python公式HPの解説
リンク集
Python標準ライブラリ
日本語ドキュメント
英語ドキュメント
pythonコードスタイルガイドライン