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AWS上のMongoDBをAtlasにLiveMigrationする

Last updated at Posted at 2019-09-12

AWS EC2インスタンス上にインストールされているSelf ManagedなMongoDB ClusterをAtlasに移行する際の覚書

2019/10/07 追記

関連記事: NLBでTLS終端を行いAtlasのLiveMigrationを行う も書きました。

基本的には公式ドキュメントに網羅されているが

Enter the hostname and port of the primary member of the source cluster into the provided text box. For example, mongoPrimary.example.net:27017.

とある。

Live Migration Server自体は、Atlas上に作成するClusterとは別物であるため、vpc peeringを行うことはできないので、PrimaryサーバがLive Migration Serverからインターネット経由で見える必要がある。

今回移行対象のDBサーバーはPrivate subnetに配置されているため、Elastic IPは存在しない。
そこで以下のように、Network Load Balancerを経由することでLive Migrationを実行する。

Untitled Diagram.png

PrimaryDBインスタンスが稼働しているサブネットのAZ内のpublic subnet内にNLBを作成し、
NLBのリスナーおよびターゲットとして、private subnetのDBインスタンスの27017ポートを指定する。

※ 今回のLBは負荷分散ではなく、LiveMigrationのための疎通が目的であり、かつPrimaryインスタンスに接続する必要があるため、LBの配置されるAZは1つのみ指定し、ターゲットも1つのインスタンスのみ指定する。
※ LiveMigration実施中にフェイルオーバーが発生した場合は未検証。

また、PrimaryDBが稼働しているEC2インスタンスに以下を許可するキュリティグループを一時的にアタッチする

  • AtlasのLiveMigration画面で指定されたCIDRからの27017ポートへのInbound通信
  • Public SubnetのCIDRから27017ポートへのInbound通信 (これがないとLBのヘルスチェックに成功しない)
  • 接続確認用のオフィスのIPなどから27017ポートへのInbound通信

LBのヘルスチェックが通れば

mongo "mongodb://<LBのDNS name>"

で接続することができるようになる。

Atlasのコンソールでも<LBのDNS name>:27017を指定することで無事Live Migrationが開始する。

関連:
パブリック向けロードバランサーをプライベート IP アドレスを持つ EC2 インスタンスへ接続する方法を教えてください。

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