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データベースの種類(階層型、網型、関係)

Last updated at Posted at 2025-01-19

現在主流のデータベースは関係データベースですが、
他の代表的なデータベースに、階層型データベース、網型データベースがあります。
それぞれの特徴を備忘録としてまとめました。

階層型データベース

階層構造(木構造)によりデータ構造を表現する。ツリー上に構成されている。

レコードどうしが親子関係を持っていて、
ある親レコードに対する子レコードは1つ以上存在し、子レコードに対する親レコードは
ただ一つだけ存在するという特徴がある。

メリット:
 ・あるノードへのルートが限定的になり、速度が速い。
デメリット:
 ・子ノードが複数の親ノードを持ちたい場合、重複登録が必要となり、
  データの整合性維持が課題となる。

網型データベース(ネットワーク型データベース)

1つの子ノードが複数の親ノードを持てる。
ノードのつながりが網目状になることから名付けられた。

メリット:
 ・階層型データベースで問題になっていたデータの重複を避けられる。
デメリット:
 ・階層型と同じくデータ構造を理解しないと、必要なデータにアクセスするのが難しい。
 ・データ構造が複雑になると、アクセス経路の特定が難しくなる場合がある。

関係データベース(リレーショナルデータベース)

データの集合を平坦な2次元の表で表現したデータベース。エクセルをイメージするとわかりやすい。
従来型データベースの難点であった柔軟なデータの取り扱いを可能にした。
階層型や網型が持つ親レコードと子レコードという関係を持たないところに特徴がある。
レコード間を結ぶポインタやリンクがないため、関係データベースでは、
データ操作の"結合"によってレコード間の関連付けを行う。

メリット:
 ・柔軟なデータの取り扱いができる。
 ・複雑なデータの関連性を扱える。
 ・データ処理の一貫性を保てる。

デメリット:
 ・データ量が増大するにつれて処理速度が低下する場合があり、
  適切な設計やクエリの最適化が必要になる。
・結合が多い場合、データ量や設計次第で性能が低下する場合がある。

参考文献:

・応用情報技術者合格教本

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