まえがき
書籍購入支援制度とは?
弊社で2年前から導入されている、業務に関連する書籍の購入費用を経費として扱える制度です。
エンジニアの福利厚生的な扱いで導入されている会社さんも多いのではないかと思います。
弊社の場合購入した書籍の所有権は本人になるので、読んだ本が本棚や電子書籍の棚に貯まっていって、後で読み返すこともできますし、貯まっていくこと自体も楽しいです◎
めちゃくちゃ本を読むようになりました(当社比)
もともと私は全然本を読む人ではありませんでした。
設計への拘りや知識欲は昔から強い方だと思いますが、色々試して自己流の設計を固めたり、ライブラリのコードを読んでみたり動かしてみたりというやり方でやることが多く、1年で1冊も技術書を読まなかったという年もあったと思います。
それがこの2年間では14冊技術書(とか業務の本とか)を読んでいるのでかなり変化があったと感じます。
この記事に書くこと
そんなもともとさして読書好きではない人間がたくさん本を読むようになるにあたって、制度が存在することできっかけになってくれたり、ためらいを消してくれたりと色々なありがたポイントがあったなと思っています。
そんなありがたポイントを自己分析的に書きつつ、関連して実際に購入した書籍を書いていってみたいと思います。
書籍購入支援制度のありがたポイント
話題の本が躊躇なく買える
名著と呼ばれる本はやはり色々な示唆に富んでおり、エンジニアとして仕事をするにあたって押さえておくべき基礎知識になるようなものだと思います。
しかしこの本良いよ~という話題はたくさん出てきますし、重厚な技術書は値段も高いです。私はケチなので、「読んでみたいけど本当にこれ業務に活かせるかな?しっかり下調べしてから買おう」などと考えてしまいます。その下調べで機を逃す。
今はSlackやXで話題になっている本なども、だいぶ軽率に買ってしまえる体になりました。
結果として素晴らしい本に出会える機会が格段に増えたと思います。
業務に活きるかどうかなんて読んで業務をやってみないとわからんのや。
あと自分が買った本を良かったよ~とオススメもしやすくなったかなと思います。
買った本
- エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計
- プロダクトマネジメント ―ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける
- エンジニアリング組織論への招待 不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング
- レガシーコード改善ガイド: 保守開発のためのリファクタリング
- Googleのソフトウェアエンジニアリング ―持続可能なプログラミングを支える技術、文化、プロセス
- JavaScript 第7版
- Web API: The Good Parts
- イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」
あるとちょっと便利だなという本が躊躇なく買える
あるとちょっと便利だと思うのだけれど、まあなくてもなんとかなるか。
というような本はまず買うことはなかったんですが、お金出るしなと思うと軽率に買えるようになりました。
結果的に早く物事が進んだり、新しい発見があったりしたと思います。
新人の方が研修で読んでいるらしいということで買った本
- プロになるJava―仕事で必要なプログラミングの知識がゼロから身につく最高の指南書
- ソフトウェアテスト技法練習帳 ~知識を経験に変える40問~
目を通しておくことでどういう知識を持って配属されてくるのかということが把握できました。テストに関してはあまり体系的に学んだことがなかったので新しい発見もありました。
業務でちょっとこれ使うから買ってみよで買った本
- クリーンなコードへのSonarQube即効活用術
チームメンバーにこの本買って!と言える
個人的書籍購入支援制度のありがたポイントナンバー1。
自費だと買って!とは言えないですが、会社の経費なのでみんなでこれ買おうか~というような提案がしやすくなりました。
勉強会のために買った本
- スッキリわかるサーブレット&JSP入門
- プロになるためのSpring入門 ゼロからの開発力養成講座
チームメンバーとWebアプリ開発の基礎を押さえるための勉強会をやることになり、その際に使う本を書籍購入支援制度で購入しました。継続して続けていきたいなと思っています。次はドメイン駆動設計かな。
機能開発のための前提知識として買った本
- 図解即戦力 産休・育休の導入と実務がこれ1冊でしっかりわかる本
機能開発していきたいがドメインに詳しい人が居ないねということで、想定業務フローを作るためにみんなで購入しました。
枠が余っているから何か買っておくか~というきっかけ
複合的な要素としてこれもあったと思います。貧乏性なので。
それがインプットのきっかけになったのであれば会社としてもOKでしょう。(と私は思っています)
あとがき
こんな感じでたくさん本を読むようになったわけですが、それはとてもポジティブな変化だと思っています。
新たな知識のインプットを定期的に行うことで、既存の知識がつながる快感を得られる頻度が増えたと感じますし、アウトプットの質が良くなったなと実感できることも増えました。
今までもエンジニアという仕事が好きでしたが、より一層エンジニア楽しいなと感じています。
ありがたい制度に感謝しつつ、これからもたくさんインプット・アウトプットしてエンジニアライフを楽しんでいきたいです。