はじめに
最近Blenderを始めたばかりでライトについての知識が浅かったため調べた内容をまとめてみました。
目次
・ライトとは
・Blenderで使用できるライトについて
・各ライトの詳細
ライトとは
Blenderのライトは、3D空間に光(ライト)を配置し、物体の見え方や影を作り出す役割を果たします。
ライトの種類と配置によって、空間の雰囲気や物体の見え方が決まります。
Blenderで使用できるライトについて
Blenderで使用できるデフォルトのライトは、「ポイントライト(point)」「スポットライト(spot)」「サンライト(sun)」「エリアライト(Area)」の4つになります。
各ライトの詳細
ポイントライト(point)
ポイントライトは一点から全方向に
光を放射するライトになります。
■特徴
・ライトが近いほど明るく遠いほど薄暗くなる
■適した表現
・電球やキャンドルなどの光を表現するのに適している
■設定項目
設定内容 | 説明 |
---|---|
Color | ライトで照射する色 |
Power | 光の強さ(大きい方が明るい) |
Diffuse | 拡散反射の度合(値が大きいほど拡散反射の度合いが強くなる) |
Specular | 鏡面反射の度合い (値が大きいほど鏡面反射の度合いが強くなる) |
Volume | 光の軌跡の度合い(値が大きい方ほど明るくなる) |
Radius | 光を放射させる半径のサイズ(大きいほど広範囲にボケた光が放射される) |
Custom Distance | 光が届く範囲の距離(値が大きいほど光の届く範囲が長くなる) |
スポットライト(spot)
スポットライトは円錐の先端から特定の方向に
円錐形の光を放射するライトになります。
■特徴
・照らす範囲を制限できる
・ライトが近いほど明るく遠いほど薄暗くなる
■適した表現
・名前の通りスポットライトの光を表現するのに適している
■設定項目
設定内容 | 説明 |
---|---|
Diffuse | 拡散反射の度合(値が大きいほど拡散反射の度合いが強くなる) |
Specular | 鏡面反射の度合い (値が大きいほど鏡面反射の度合いが強くなる) |
Volume | 光の軌跡の度合い(値が大きい方ほど明るくなる) |
Radius | 光を放射させる半径のサイズ(大きいほど広範囲にボケた光が放射される) |
Custom Distance | 光が届く範囲の距離(値が大きいほど光の届く範囲が長くなる) |
サンライト(sun)
サンライトは無限遠(はるか遠く)から一方向に一定の明るさで
光を放射するライトになります。
■特徴
・太陽光のような光を表現することが可能
■適した表現
・街等の広範囲に照らすような光に適している
■設定項目
設定内容 | 説明 |
---|---|
Color | ライトで照射する色決めます |
Strength | 光の強さを決めます(大きい方が明るい) |
Diffuse | 拡散反射の度合(値が大きいほど拡散反射の度合いが強くなる) |
Specular | 鏡面反射の度合い (値が大きいほど鏡面反射の度合いが強くなる) |
Volume | 光の軌跡の度合い(値が大きい方ほど明るくなる) |
Angle | 地球から見た時の太陽の見かけの大きさを示します。(太陽は30、月は29〜33というように天体ではある程度決まった値があるようです) |
エリアライト(Area)
エリアライトは面状から一方向に光を放射する
ライトになります。
■特徴
・照らす範囲を制限できる
・面の形状を変更できる
■適した表現
パソコンのモニターやテレビ、窓からの光を表現するのに適している
■設定項目
設定内容 | 説明 |
---|---|
Color | ライトで照射する色決めます |
Strength | 光の強さを決めます(大きい方が明るい) |
Diffuse | 拡散反射の度合(値が大きいほど拡散反射の度合いが強くなる) |
Specular | 鏡面反射の度合い (値が大きいほど鏡面反射の度合いが強くなる) |
Volume | 光の軌跡の度合い(値が大きい方ほど明るくなる) |
Shape | ライトの形状(「正方形」「長方形」「ディスク」「楕円」の4つが選択可能) |
Size | ライトが放射される元のサイズ |
Custom Distance | 光が届く範囲の距離(値が大きいほど光の届く範囲が長くなる) |
まとめ
各ライトによって表現できる光が違うことが伝われば幸いです。
次回はライトの配置方法について記事を書きたいと思います。