0
0

【iOS】 Cocoapods 環境構築 M3Mac

Last updated at Posted at 2024-08-01

はじめに

XCodeを利用してiOS開発を行うとき、プロジェクトでは外部ライブラリ管理ツールとしてCocoaPodsを利用しています。
そのため、CocoaPodsを利用できるように環境構築する必要がありました。
何時間もかかったてしまっため、備忘録を残します。

対象読者

  • Macで CocoaPodsを利用した開発を行いたい人
  • Cocoapodsのインストール時に、エラーに遭遇している人
    • rubyのバージョンを上げる
    • rosseta2を使用しているか設定を確認

環境

  • M3 Mac
  • macOS 14.4.1

手順の概要

最初に、CocoaPodsをインストールするめに、Rubyのgemコマンドを使用して、インストールを試みます。
この時、Rubyのバージョンが適切なものでなければエラーとなります。
なので今回はそのエラーに対応するために、Hombrewrbenvをインストールして、適切なRubyのバージョンを管理できるようにします。

今回の具体的手順は以下の通りです。

  1. CocoaPodsをインストール
    ・ rubyのバージョンエラーに関わるログが表示されるか確認
    (特にエラーにならなければ、これ以降の作業は必要なし)
       
  2. Homebrewをインストール
    ・ rbenvをインストールするため
       
  3. rbenvをインストール
    ・ 適切な ruby バージョンを、インストールする必要があるため
         
  4. Rubyの適切なバージョンをインストール
    ・ gemコマンドを使用して、Cocoapodsをインストールするため
        
  5. 再度Cocoapodsのインストールを試みる
    ・ 再度、Cocoapodsインストールコマンドを実行

1. CocoaPodsをインストール

インストールコマンドを実行します。

$ sudo gem install cocoapods

Rubyのバージョンに関わるエラーが出力された場合の例

ERROR: Error installing cocoapods:
The last version of drb (>= 0) to support your Ruby & RubyGems was 2.0.6. Try installing it with gem install drb -v 2.0.6 and then running the current command again
drb requires Ruby version >= 2.7.0. The current ruby version is 2.6.10.210.

上記のようなError結果の場合、requires Ruby version >= 2.7.0とあるので、Ruby のバージョンを2.7.0以上にする必要があります。そのためプロジェクト毎に使用するrubyのバージョンを管理できるrbenvをインストールして、Rubyのバージョンを適切なもの設定できるようにします。

(上記以外のErrorの場合は、そのログを確認して対応する必要があります)

2. Homebrewインストール

brewコマンドを実行できるように、HomeBrewのインストールから始めます。

  • HomeBrew インストール
    Homebrewサイトを参考にHomeViewコマンド を実行します。
インスールコマンド
$ /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
  • パスを通す
    インスール後、brewコマンドを実行した時「not found」となってしまう場合があるのでパスを通します。
$ export PATH="$PATH:/opt/homebrew/bin"

トラブルシューティング: Rosseta2を使用しているかconfigを確認

intel mac のデータを M1 mac 以降の mac に移行アシスタントを利用してデータ移行した時や、何かアプリをインスールした場合などで Rosseta2 を有効化してしまった恐れがあります。有効化されている場合は、ARM版の Homebrew をインストールが上記の手順ではうまくいっていない可能性があります。その結果、Cocoapodsのインストールが上手くいかないので、思い当たるかたは一度確認することをお勧めします。

確認手順
  • ネイティブ環境における動作確認
$ uname -m

結果
arm64 であるか確認します。

  • homebrew の動作環境を確認
$ brew config

結果
macOS: 14.4.1-arm64
Rosetta 2: false
上記の結果の場合は、問題ありません。
結果
macOS: 14.4.1-x86_64
Rosetta 2: true
など表記されている場合は、ARM版の Homebrew をインストールする必要があるので別途手順が必要になります。
主にやることは、Rosetta 2を無効化・アンインストールしてください。
望ましいログ結果が得ることが出来たら、Cocoa podsのインストール手順に戻ってください。


3. rbenvをインストール

インストールと設定

インストールコマンドを実行します。

インストールコマンド
$ brew install rbenv ruby-build

インストールが完了したら、初期化します。

初期化コマンド
$ rbenv init

隠しファイル .zshrc ファイルを編集するため開きます。

$ open ~/.zshrc

ない場合は作成します。

$ touch .zshrc

.zshrcファイルに 以下を追加します。

.zshrc
[[ -d ~/.rbenv  ]] && \
  export PATH=${HOME}/.rbenv/bin:${PATH} && \
  eval "$(rbenv init -)"

変更した設定を反映させます。

$ source ~/.zshrc

4. Rubyの適切なバージョンをインストール

rbenv で現在のバージョンを確認します。

$ rbenv versions

rbenv でインストールできるバージョンを確認します。

$ rbenv install -l

結果の例

3.0.7
3.1.5
3.2.4
3.3.1

安定しているバージョンかつ、要求バージョン以上のものをインストールします。
requires Ruby version >= 2.7.0と先ほどのエラーでは2.7.0以上を要求されていました。
なので、3.3.1 のバージョンをインストールします。

$ rbenv install 3.3.1

インストール完了したら、忘れずにグローバル設定を更新します。

$ rbenv global 3.3.1

最後に、設定が反映されているか確認したら、 cocoapodsをインストールする準備完了です。

$ rbenv versions

5. 再度Cocoapodsのインストールを試みる

$ sudo gem install cocoapods

インストールされていることを確認します。

$ pod --version

無事インスールされていれば、これにて、Cocoapodsの環境構築完了です!!

まとめ

cocoapods などの環境構築は大変ですよね.....。
自分が遭遇したエラーの解決方法が、手助けになれば嬉しいです!


参考サイト

ちゃんと理解するrbenv : (2) 基本的な使い方

gem installでpermissionエラーになった時の対応方法 #Ruby - Qiita

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0