概要
複数のrailsバージョンを扱うための導入記事です。
rbenvとruby-buildとgemsetで構成します。
gemsetを入れることで、gemのバージョン管理ができるので、railsのプロダクトごとでgemを管理することができます。
導入方法
brew install rbenv
echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bash_profile
brew install ruby-build
brew install rbenv-gemset
source ~/.bash_profile
rubyのinstall
rbenv install -l とコマンドを入力するとインストールできるrubyのバージョンが出てくるのでその中からインストールするバージョンを選びます。今回は2.3.1をインストールします。
% rbenv install -l
Available versions:
1.8.5-p52
1.8.5-p113
1.8.5-p114
1.8.5-p115
1.8.5-p231
1.8.6
...
% rbenv install 2.3.1
インストールが終わった後、rbenv versionsでinstallされているバージョンを確認できます。
% rbenv versions
* system (set by /Users/user/.rbenv/version)
2.2.3
2.3.1
この状態だと、まだsystemのrubyを使用しているのでrbenvでinstallした2.3.1をデフォルトで使用するように変更します。
% ruby -v
ruby 2.0.0p648 (2015-12-16 revision 53162) [universal.x86_64-darwin16]
% rbenv global 2.3.1
% ruby -v
ruby 2.3.1p112 (2016-04-26 revision 54768) [x86_64-darwin16]
これで2.3.1をデフォルトで使うようになりました。
gemset
続いてプロダクトごとの設定を行います。
% cd /path/to/product
% rbenv gemset create 2.3.1 [product_name]
% echo >.rbenv-gemsets [product_name]
% rbenv gemset active
[product_name] global
prodact_nameの箇所は自由に名前をつけてください。
これで、/path/to/productに移動した時、自動でそのプロダクト用のgemが使用されるようになります。
注意
例えばgem install bundleでbundle
をインストールした場合、source ~/.bash_profile
をしないとインストールしたbundleにパスが通っていないで使うことができません。