はじめに
こんにちは。DOOR賃貸でディレクター的なことをやっている@gayaya0618ともうします
ちなみに、このカレンダーへの参加は2回目(記事投稿も2回目)なのですが、以前投稿したときは転職サイトのジョブセンスリンク(現在は転職ナビに改名)で主にSEOをやっておりました。
直近は、冒頭でもご紹介させていただいた通りDOOR賃貸というサイトを担当しております。DOOR賃貸のプロダクトチーム、いわゆるサイトを運営・改善しているチームですが、一言でいうと私以外全員エンジニアという組織です。
そのため、現在はサイト流入のキモでもあるSEOはもちろん、サイト全体の売り上げ管理やCVR改善施策、カスタマーサポートの皆さんが使用している社内システムの改善等の要件等などもさせていただいてます。うーむ、、広く浅くってのが現状ですね
なので、今年は何について書こうかな~と思ったのですが、やはりSEO関係の企画・調査が多かったので、2018年に本当によく使ったGoogleコマンドを記録しておきます。
使いこなしたいSEO便利コマンド
結構あるんですよね、Googleの検索画面で使える便利コマンド集。
知っておくと、競合サイトで気になる点などサクッと調査できてしまうこともあります。
簡単に誰でも使えるコマンドですが、個人的には覚えるにも、使いこなすにもちょっと苦労したので、メモ的に今回は記述したいと思います。
実は、今月から個人的に1年超の長期休暇予定のため、復帰したときにこのコマンド回りが一番忘れてそうだな~と思ったのがきっかけです
###「site:」でインデックスされているページ数を確認する
こちらは自社ページはもちろん気になるWEBサイトのインデックスされているページ数の確認をすることができるコマンドです。
例えば、上記の通り「site:」のあとに、「site:https://hogehoge」
と確認したいWEBサイトのURLを指定すると、概算で約何件インデックス済か表示されます。
Qiitaの場合、インデックスされているページは約64万2000件というわけです(2018年12月9日時点)。
このコマンドはディレクトリを指定して、行うこともできるので便利です!
こんな風にディレクトリを指定することもできます。
もちろんURLの構成にもよりますが、例えば自社の「大手不動産ポータルサイトの賃貸に関連するページ数のみ把握したい」「特定のエリアのページ数を調査したい」といった調査も可能です。
ただ、競合に対して流入が負けている…だけだと、施策も闇雲になってしまいますよね。
そのため、競合するディレクトリでのインデックス数(面で負けている)が課題なのか、それとも順位が負けているのか、問題の切り分けをするためにも便利です
###「info:」で特定のページのインデックス状況を確認する
例えば、最近新たに投稿・追加したページがインデックスされているか否かを確認するのにも使えるコマンドです。(もちろんページの新旧に関わらず、該当のページがインデックスされているかを確認できます)
ちなみに、下記が2016年に私が投稿した記事です。
https://qiita.com/gayaya0618/items/a87a37d6e74e27f06564
せっかくなので、
info:https://qiita.com/gayaya0618/items/a87a37d6e74e27f06564
で、無事にインデックスされているか確認してみましょう。
ありました!
とりあえず、無事にインデックスされていてホッとしてます
SERPsに表示されている、titleとかDescriptionが改めてみると、あまりにもイケてなく…まったくCTRを意識してないひどい内容なことは…(||′д`)o=3=3ゲフンゲフン
####「info:+GRC」で、大量のページのインデックス状況を確認する
GRCというツールの細かい説明は割愛しますが、この検索窓に「info:URL」と入力するという特性を使って一括で調査を行うことができます。
GRCのよくある使い方としては、「狙っているKWに対してサイトが何ページにランクインしているのか」を調査するときに便利なツールです。
プランによって登録できるKW数は異なりますが、基本的には下記の3つをCSVで登録し調査が可能です。
- サイト名(調査したいサイト名)
- URL(上記のドメイン※ディレクトリ指定も可能)
- 検索語(狙いたい・調査したいKW)
そうです!下記の通りこの検索語に先ほどの「info:」コマンドを利用して登録をし、複数ページのインデックス状況を調査することが可能になります。
※下記は実際にインデックス調査のために、登録したCSVの一部抜粋です。
順位がついたものがインデックス済、でないものがインデックス未登録となります。
###「intitle:」でtitleに特定の文字列(キーワード)が含まれているページを確認する
入力したキーワードが1つでも記事タイトル内に含まれているページを返してくれるコマンドです。
試しに、私のQiitaでのアカウント名を調査すると下記の通り結果が返ってきます。
また、こちらのコマンドは前述した**「site:」**とも組み合わせることが可能です。
”site:URL intitle:文字列”
キーワードに対して「重複(類似ページ)がないか」の調査はもちろん、1つのキーワードに対して複数ページが存在する場合であっても「本来上位に来て欲しいページがきちんと上位表示されているか」等の確認にも使えます。
例えば、求人サイトであれば「企業ページ」と「その企業の求人ページ」がそれぞれ存在するケースがよくあると思います。
求職者が、企業名で検索した際に、自分たちのサイトではどちらにランディングして欲しいのかをまず決める。
そして、**”site:URL intitle:●●(企業名)”**で、そのランディングして欲しいページが上位に表示されているのか否かを確認するためにも使用したりします。
また似ている機能で**「intext:」というコマンドもあります。こちらは、「intext:」**以降に記載された文字列をコンテンツ内に含むページを結果として返してくれます。
もちろん、こちらも**「site:」**との組み合わせが可能です。
##おわりに
いかがでしたか。
Googleコマンドは上記以外にもキャッシュ情報を調べる**「cache:URL」、類似しているサイトを探す「related:URL」**など、まだまだあります。
ただ、コマンド自体を知識として知ることはとても簡単です。
大切なのは何を改善するために、何を知りたいのか、そのためにどのコマンドで調査することができるのかを認識することです。
私は最初本当にここができず、コマンドを使いこなすことができていなかったと。。
そのために、今年私自身が本当によく使った**「site:」「info:」「intitle:」**を実際どんな時に使用できるかの簡単調査イメージとあわせて、休み明けの自分へのメモ書きとして記事にしました
ぜひ、これからSEOを始める方、もしくは競合調査を簡単に行いたいというWEB系企画職のみなさまの少しでもお役に立てれば幸いです