はじめに
研究や開発に関わっていると、こんな悩みはありませんか?
アイデアはあるけど、論文としてまとめるのが大変
新しい研究テーマのブレストに時間がかかる
特許や技術交底書のフォーマットが面倒
Google Scholarで文献を探すのに時間がかかる
そんな時に出会ったのが「Gatsbi 2.0」というAIベースの研究支援ツールです。
実際に使ってみて、思っていた以上に“使える”と感じたので、Qiita向けに紹介記事を書いてみました。
🔧 Gatsbi 2.0 とは?
Gatsbiは、研究テーマを入力するだけで、構成済みの論文や技術文書を生成できるAIツールです。
Google Scholarと連携し、最新の研究トレンドをリアルタイムに取得、さらにTRIZなどの思考法をベースに、15以上のイノベーション提案を出力できます。
🧪 主な機能と特徴
機能名 | 内容 |
---|---|
Gatsbi Innovator | テーマを入力すると、関連文献を参照しつつ、複数の研究アイデア・新規性を提案 |
Gatsbi Writer | 概要やメモを入力すると、論文構成(概要・関連研究・方法・結果・考察など)を自動生成 |
特許モード | 技術内容をもとに、交底書ドラフトを生成。特許文書の構成や言い回しも自動化 |
Google Scholar連携 | 最新の論文を取得し、要約・引用リストに自動反映 |
Webベース対応 | ダウンロード不要。ブラウザ上でそのまま使える。英語・日本語対応あり |
👨🔬 実際の使い方(例)
テーマを入力
- 例:「大規模言語モデルにおける長期記憶の保持メカニズム」
出力例(Gatsbi Innovator)
- 記憶効率向上のための階層構造提案
- エピソディックメモリと注意機構の融合モデル
- 外部メモリとのI/O最適化による推論速度向上
ワンクリックで草稿生成
特許ドラフトモード
- 要素分解 → 問題→ 解決手段 → 効果
- 法的観点に配慮した記述に自動変換
💬 使ってみた感想
- 正直、以下の3点がとても助かりました:
- 調査+構想+下書きまでを一気にできる
- 構成が論理的で、手直しが少ない
- 面倒な図表・参考文献の自動生成が便利
とくに研究初心者や、「1週間で論文を出したい」という状況では非常に重宝すると思います。
📌 注意点・向いていないケース
- 機械的な出力なので、最終的な人間のレビュー・修正は必須です
- データ分析・実験結果の「捏造」はもちろんNG(Gatsbiは補完はしますが、事実に基づくデータは提供しません)
- 新規性や文献の質を判断する力は、ユーザーに求められます
🔗 まとめ
- Gatsbi 2.0は、“考える時間”を最大化するためのAI共著者ツール
- テーマから論文草稿までを一気通貫で生成可能
- 技術交底書や特許文書にも対応し、研究だけでなく実務にも使える
- 気になった方は、Web版をぜひ試してみてください(Proプランで無制限利用可能)。
👉 gatsbi.com