0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

プログラミングを「学ぶ」ことがつまらないのは当然

Posted at

プログラミングを学ぶことはつまらない

プログラミングを学ぶのは本当につまらない。
私自身はプログラマーを数年やってきたが、
参考書や教科書を買ってきて新しい言語を学ぶのはいまだに嫌いだし、つまらないと思う。
でも、その先にあるアプリづくりに関してはまぁまぁ楽しいと思う。
それが何故か?
ふと思ったので書いてみた。

異常に長いチュートリアル

プログラミングを学ぶことをゲームに置き換えてみた。

ゲームをプレイし出したとき、大体のゲームでは最初にチュートリアルがある。
こう操作するとこうなりますよ!を体験しながらキャラを動かしていく。
正直、この時間が嫌いな人って結構いると思う。
「早く本編やらせてくれよ!」
私もその一人だ。
ただ、ここである程度感覚を掴んでおかないと、その先には進めない。
手探りで操作方法を見つけていくよりは、チュートリアルで学んだ方が早い。
そんなことは分かってる。
それでも めんどくさいのは変わらない。
何故ならとてもつまらないから。
早く終わってほしいもの。それがチュートリアルだ。

プログラミングの参考書を読むことはチュートリアル

プログラミングをすることの目的はアプリやシステムを作ることなのは間違いない。
そのために記法や仕組みを学ぶ。
これはゲームにおけるチュートリアルに相当するものと言える。
ゲームとの最大の違いはこの長さ、量。
プログラミング言語の本を見たことがある人なら分かるだろうが、
異常に分厚い。全然終わらない。
そしてひとつひとつ新しいものが出るたびに「よく分からん」となる。
精神的にはちょっとしんどい。
「分かる」「出来る」が人間の楽しさの源なのに、そこに全然至れない。
アプリやシステムを作りたいのに、そのスタートに立つまでが長すぎる。
つまり、ずーーっとチュートリアルをやらされていて、全然本編が始まらない。
だからつまらないんだろう。

プログラミングに挫折するのは仕方ない

こんなにもつまらないものがこんなにも長く続く。
そりゃ、挫折する人も出てくる。
しかもこんなに大変なのに、実務ではこれ以上のレベルを求められる。
こんなものを毎日勉強しないといけないのか?
そう思ってしまう。
だが、ここさえ乗り越えて感覚を掴めれば、なんとかなる。

なんとかなる

この最高につまらない分厚い本を一度手を動かしながら読み切ってみる。
これでなんとなくの操作は分かったはず。
詳しい書き方は覚えていなくとも「こういうことができる機能があるんだな」というのは脳がしっかり覚えていてくれるから大丈夫。
そして並行してアプリを一つ作ってみる。(なんでもいい)
すると、
「あっ!この記法ここで使うんじゃないか」
「これを組み合わせれば目的の機能を実現できるんじゃないか」
閃きが生まれる。
これで学んできた技が「自分のモノ」になった。
この瞬間が気持ちいい。
こうやって出てきた書き方やパターンはもう二度と忘れない。
どこかで絶対に活きる。
私はこの瞬間が好きだからプログラマーを続けているのかもしれない。

おまけ

実務で役に立てるか?という不安

どんな人でも立てると思う。
この最高につまらないチュートリアルを苦しみながら乗り越えた人ならきっと。

おそらく最初は
技術に自信アリという振る舞いをした面々にぼこぼこにされる。
私はされた。本当に悔しかったし、この業界を嫌いになりかけた。

でも数年やってみて分かるのは
「その人が正しいと思うことを言ってるだけ」で、
「実際にその人が正しいわけじゃない」ってこと。
そういう人たちは
自分のことを正しいと思わせるように言うのが得意 なのだ。

仕様を満たしていればコードの書き方に正解なんてない。
よりベターな書き方があるってだけで、そのベターを押し付けているに過ぎない。

せっかくあんなつまらないチュートリアルを終えたんだから、
そういう人たちに惑わされず(いいところだけ吸い尽くして)楽しくアプリを作っていけばいい。
そのうちに技術も身についてくる。

やっとゲーム本編に突入できたのに、
楽しまないなんて損。
あのチュートリアルはゲーム本編を楽しむためのものだから。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?