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JREにSSL証明書をインポートする(Windows編)

Last updated at Posted at 2018-10-19

Javaプログラムから https などのSSLサイトへアクセスするプログラムを実行した時、自己証明書などpublicな証明書でない場合は SSLHandshakeException が発生すると思います。
その場合は実行する JRE に該当のSSL証明書をインポートすれば解決します。

SSL証明書をエクスポートする

証明書ファイルが既に手元にある場合、この手順はスキップしてください

  • ブラウザの鍵マークをクリック
  • SSL証明書をエクスポートする(細かい手順はブラウザによって異なるので省略)
  • 拡張子 cer のファイルとしてエクスポートされる

証明書の格納先

JRE の証明書情報は次のファイルに格納されている。
{JAVA_HOME}\jre\lib\security\cacerts
(例)C:\Program Files\Java\jdk1.8.0_171\jre\lib\security\cacerts

コマンドプロンプトを起動する

Program Files 配下のファイルを変更するため、管理者権限が必要
アイコンを右クリックして「管理者として実行」からコマンドプロンプトを実行する
(管理者権限が不要なパスに JDK がインストールされていれば通常起動でもいけるはずだが、未確認)

インポートコマンドを実行する

次のコマンドをコマンドプロンプトから実行すると、証明書がインポートされる

コマンドの書式

keytool は JDK に含まれているので {JAVA_HOME}\bin にPATHが通っているか keytool.exe のフルパスを指定する必要がある

コマンドプロンプト
keytool -import -trustcacerts -file [cerファイルのパス] -keystore [cacertsのパス] -alias ca

コマンド例

コマンドプロンプト
keytool -import -trustcacerts -file "C:\dev\cert\hoge.cer" -keystore "C:\Program Files\Java\jdk1.8.0_171\jre\lib\security\cacerts" -alias ca

実行

キーストアのパスワードを求められるので、デフォルトの「changeit」を入力する
最後に信頼するか聞かれるので「y」を入力する

コマンドプロンプト
キーストアのパスワードを入力してください:
所有者: CN=fujimic.com
発行者: CN=fujimic.com
シリアル番号: 9xxxxxxxxxxxxxx4
有効期間の開始日: Wed Dec 20 17:35:48 JST 2017 終了日: Tue Dec 15 17:35:48 JST 2037
証明書のフィンガプリント:
         MD5:  9D:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:B9
         SHA1: E1:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:DE
         SHA256: 3A:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:56
署名アルゴリズム名: SHA256withRSA
サブジェクト公開鍵アルゴリズム: 2048ビットRSA鍵
バージョン: 3

拡張:

#1: ObjectId: 2.x.xx.19 Criticality=false
BasicConstraints:[
  CA:true
  PathLen:2xxxxxxxx7
]

#2: ObjectId: 2.x.xx.15 Criticality=false
KeyUsage [
  Key_CertSign
]

この証明書を信頼しますか。 [いいえ]:  y
証明書がキーストアに追加されました

これで自己証明書でもアクセスできるようになったはずです!

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