はじめに
2024年10月13日(日)に情報処理安全確保支援士試験を受験し、無事合格しました!
受験前にはQiitaの情報を色々と参考にさせていただきましたので、私も投稿させていただきます。
参考になれば幸いです。
自己紹介
新卒からメーカーの社内SEをやらせてもらっていて、今年で5年目です。
主にMicrosoft 365 関係の仕事をしています。
業務内容がセキュリティに特化しているというわけではないのですが、一部は関係しています。
IPAの資格遍歴は以下の通りです。
- 2018年10月 基本情報技術者試験 合格
- 2020年10月 応用情報処理技術者 合格
※基本情報処理技術者は、就活で役立つかなと思ってとりました。
※応用情報処理技術者は、入社当時コロナの影響もあり仕事があまりなかったのですが、このままだとやばい!と思ってとりました。
その後は仕事が忙しくなってきたのもあるのですが、最近あまり勉強してないぞ…と危機感を覚えいろいろ調べた結果、情報処理安全確保支援士の資格が自分には合っていそうだということで、受験することにしました。
やったこと
午前Ⅰ対策
午前Ⅰの免除期間が終わっていたため、こちらも対応しないといけませんでした。
ただ、過去問道場をやってみた感じ、6割くらいは取れそうだったので、そこまでは注力しませんでした。
応用情報技術者過去問道場🥋|応用情報技術者試験.com
ただ、問題次第では6割取れない可能性があり、それによって残りの試験も採点されない…という事態が怖かったので、4年前の応用情報のテキストを一通り読み直して、あとは午前Ⅱや午後の勉強の合間に過去問道場を解いていました。
午前Ⅱ対策
2024年7月14日(日)にTACが出している本で勉強をスタートしました。
情報処理安全確保支援士試験 ALL IN ONE オールインワン パーフェクトマスター 情報処理安全確保支援士 2024年度版 [新しい午後試験対策もバッチリ!][(TAC出版) (情報処理技術者試験)
ほかの本を勧めている方も多いのですが、自分は近くの書店にたまたま情報処理安全確保支援士関係の本が何冊かおいてあり、この本が自分に合いそうだったのでこれにしました。
この本はとてもいい本で、「ALL IN ONE」の名前に違わず一冊で午後試験の内容含め一通りカバーしてくれます。
私はセキュアプログラミングは捨てていたのですが(JavaScriptなどはともかく、C++が出たら解ける気がしないので)、その部分についてもこの本ではちゃんと読み、メモリ管理を悪用した攻撃っていうのはこういうことをいうのか、と感心したりしていました。
基本的にはテキストを読みながら紙のノートに絵や表を書いたりして勉強を進め、必要に応じてわからないワードをネットで調べたりしました。
一通りテキストを終えた後は過去問道場をずっとやっていました。
情報処理安全確保支援士過去問道場🥋|情報処理安全確保支援士.com
午後対策
上記の本は「ALL IN ONE」を謳ってはいるものの、流石にそれだけでは午後問対策は不十分だと思ったので、別の本も買いました。
2024 情報処理安全確保支援士「専門知識+午後問題」の重点対策
有名な本で、いろんな人がおすすめしているものです。
図や表が少なくて解説のテキストが長いのですが、それでも使ってよかったと思います。
第1部、第2部は上記のTACの本と被るので斜め読みし、第3部からの過去問演習を順番に進めていきました。
この本を開始したのが2024年9月23日(月)と、本番の3週間前でした。
当初の予定では1か月以上過去問演習に当てる予定であり、結局第7章~第10章の問題を時間をきちんと測って進めることはできなかったので、そこは仕方ないということにしました。
当日
いわゆる午前0試験(試験会場にたどり着く)は無事突破しました。
午前0試験 - Enpedia
当日は駅から同じような人がたくさん歩いていて、みんな試験を受けるんだろうな…と思っていました。
午前Ⅰについては久しぶりの試験で終わった後にマークシートで最後に直した後に変なことになってないか、と心配になった程度で特に問題はありませんでした。
午前Ⅱはマークシートについてはきっちり確認することにして、特に問題なく終わりました。
午後は4問の中から2問を選ぶのですが、最初の2問のインシデント対応、メールシステムの移行についての問題を選ぶことにしました。
ただ、インシデント対応のほうにかなりてこずってしまい、予定していた時間をオーバーしながらも何とか書き終えメールシステムの以降の問題に進むと、そちらは自分と相性が良かったのかさほど苦労することなく問題を解くことができ、助かりましt。
今年から記述問題で文字数制限がないタイプのものが現れ少しぎょっとしましたが、冷静に常識的な文字の大きさと行数(用意されている枠の8割を埋める程度)を意識して書くことができたと思います。
なお、最初は同じ部屋に26人くらいいたのですが、最後までいたのは15人くらいでした。
答え合わせ
午前Ⅰと午前Ⅱは自己採点とのずれはありませんでした。
午後についてもそれなりの手ごたえがあったので、まあ大丈夫かなと思っていたのですが、1週間ほどして公開されたTACの解答速報を使って自己採点してみると、47点でした。
別解を認めたうえで部分点を甘めにつけると71点で、これはかなり厳しいかもしれないと次回の受験も覚悟していました。
結果
冒頭の通り、無事受かっていました!
半分あきらめていたのでとても嬉しかったです。
※会社の資格報奨金もなかなか良い額がもらえます。
勉強時間
合計109時間勉強しました。
日ごとの分布は以下で、かなりばらつきがありました。
業務の都合上仕方がなかった側面もありますが、もう少し毎日コツコツやればよかったかもしれません。
おわりに
自分の業務はセキュリティと直接的にかかわるわけではないのですが、認証や認可周りの知識が公式ドキュメントの読解に役立ったり、資格を持っていることで自信を持って発言出来たりとメリットを実感しています。
登録セキスペについてもせっかくなので申請しようと思っています。
(会社にお金を払ってもらえないか交渉予定です)
また、ネットの情報によると情報処理安全確保支援士をとった後はネットワークスペシャリストを取りやすいそうなので、次回の春期試験でチャレンジしてみたいと思います!
以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。