ラムダ式や Date & Time API が導入されてとても便利になった Java ですが、いざ使い方を調べようと思っても、肝心の Javadoc はデザインが今っぽくなっただけで、ちっとも便利になっていません。
このスクロールバーの小ささを見ても誰も何も感じないのでしょうか。
マウスホイールをぐりぐり転がし続ける生活に疲れ果てたので、無ければ作ろうと思って探したら、やっぱりありました。
Javadoc Search Frame
その名のとおり Javadoc を検索するフレームを追加する Chrome 拡張です。
この拡張をインストールして Javadoc を開きなおすと、標準のフレーム部分が検索窓のついたフレームに置き換えられます。
パッケージ名やクラス名を入力すると、インクリメンタルサーチした結果が表示されます。
Tab
で検索結果にフォーカスを当てて Enter
で当該ドキュメントを開くことができます。
Alt + Shift + S
で検索窓にフォーカスを戻すことができます。
キャメルケース検索
Eclipse や Sublime Text 2 のように、クラス名の大文字だけで検索することもできます。
上記例の場合、LDTime
や LoDaTi
などと入力しても同じ検索結果が得られます。
ワイルドカード検索
前方一致以外で検索したい場合は、ワイルドカードを使うこともできます。
パッケージ指定検索
パッケージ名を指定して検索することもできます。この際、j.u.Date
のようにパッケージ名を略記して検索することもできます。
Firefox 版
上記 URL の説明欄には
Also available for Mozilla Firefox:http://userscripts.org/scripts/show/23200
と書いてあるのですが、少し探した限りでは見つかりませんでした。見つけた方はコメントください。
まとめ
Java 8 で多数のインタフェース、クラスが追加され、もはやマウスホイールでは目的のドキュメントに辿り着くことすら困難になってきました。
いずれ Javadoc そのものが改善されるべきとは思いますが、それまでは今回紹介した拡張などを使って新機能の使い方を学習するとよいと思います。