こんにちは。今回は、UnityでのVR FPSゲーム開発に興味がある方向けに、基本的な開発手法を紹介します。
。Unityは初心者にも扱いやすく、強力なゲーム開発エンジンが豊富です。
参考:https://feynman.co.jp/unityforest/game-create-lesson/fps-game/
UnityでVR FPSを作るメリット
Unityはコードがシンプルで読みやすく、初心者にも理解しやすいエンジンです。また、Unityで作成したゲームはWindows、macOS、Linuxなどのマルチプラットフォームで動作します。さらに、豊富なアセットやツールを活用することで、効率的にゲームを開発することが可能です。
環境設定
まずはUnityの環境設定から始めましょう。Unityをインストールし、必要なライブラリもインストールします。
Unityのインストール
Unityをインストールするには、公式サイトからインストーラをダウンロードし、指示に従ってインストールします。インストールが完了したら、Unity Hubを開き、新しいプロジェクトを作成しましょう。
基本的なFPSゲームの作成
Unityを使ってシンプルなFPSゲームを作成します。このゲームでは、プレイヤーが一人称視点で敵を倒すことを目指します。
ゲームのロジック
FPSゲームは、一人称視点でプレイヤーが移動し、敵を攻撃するゲームです。プレイヤーの入力に対して、ゲーム内のカメラとキャラクターが連動します。
using UnityEngine;
public class FPSController : MonoBehaviour
{
public float speed = 5.0f;
public float rotationSpeed = 200.0f;
private CharacterController controller;
private Vector3 moveDirection = Vector3.zero;
void Start()
{
controller = GetComponent<CharacterController>();
}
void Update()
{
// プレイヤーの移動
float moveForward = Input.GetAxis("Vertical") * speed;
float moveSide = Input.GetAxis("Horizontal") * speed;
moveDirection = new Vector3(moveSide, 0, moveForward);
moveDirection = transform.TransformDirection(moveDirection);
controller.Move(moveDirection * Time.deltaTime);
// プレイヤーの回転
float rotate = Input.GetAxis("Mouse X") * rotationSpeed * Time.deltaTime;
transform.Rotate(0, rotate, 0);
}
}
このコードは、プレイヤーキャラクターの基本的な移動と回転を実装したものです。キャラクターコントローラーを使用して、キーボード入力で移動し、マウス入力で回転します。
高度なFPSゲームの作成
基本的なFPSゲームを完成させた後は、さらに高度なテクニックを用いてVR対応を進めましょう。
VR対応の実装
VR対応のFPSゲームを作成するには、UnityのXR Interaction Toolkitを活用します。これにより、VR環境でのインタラクションが容易に実装できます。
using UnityEngine;
using UnityEngine.XR.Interaction.Toolkit;
public class VRBowAndArrow : MonoBehaviour
{
public XRController leftController;
public XRController rightController;
public GameObject arrowPrefab;
private GameObject currentArrow;
void Update()
{
// 矢を引く処理
if (rightController.activateInteractionState.active)
{
if (currentArrow == null)
{
currentArrow = Instantiate(arrowPrefab, leftController.transform.position, leftController.transform.rotation);
currentArrow.transform.parent = leftController.transform;
}
}
// 矢を放つ処理
if (rightController.activateInteractionState.deactivatedThisFrame)
{
if (currentArrow != null)
{
currentArrow.transform.parent = null;
Rigidbody rb = currentArrow.GetComponent<Rigidbody>();
rb.isKinematic = false;
rb.velocity = leftController.transform.forward * 20;
currentArrow = null;
}
}
}
}
このコードは、VR環境での弓と矢の操作を実装したものです。XR Controllerを使って、矢を引く操作と放つ操作を実現します。
まとめ
UnityでVR FPSを作るメリット
・環境設定の簡便さ
・基本的なFPSゲームの作成手順
・VR対応の実装方法
UnityでのVR FPSゲーム開発は初心者でも簡単に始められます。ぜひ挑戦してみてください。