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技術派遣の私がSierに入社するまでの今までのキャリアを振り返ってみた

Last updated at Posted at 2024-09-07

キャリア振り返り:技術派遣からSierへ

年齢 40代
職歴: システム運用保守をメインに10年以上の経験、新人教育経験あり 
※2014年からシステム保守になりました。将来的にもこの仕事を続ける予定です。

転職回数: 4回目
主な経験: 半導体業界(Virtuoso)、AWS経験 5年目、JP1約3年程度、Gsuite1年半、Bashスクリプト作成、Linux歴15年
保有資格: LPICレベル2、AWS CLF、MTAセキュリティ・ネットワーク、ITパスポート、初級システムアドミニストレータ
偏差値40の大学で情報学部物理学科を卒業 ※物理と情報を専攻しました

学生時代からの歩み

高校時代は文系でしたが、コンピュータに興味を持ち、理系大学を志望しました。物理と数学Bが履修にない状態でしたが、独学で勉強し一般入試にて情報学部 物理学科に合格。大学では苦労しながらもCG検定2級・3級を取得し、学科紹介のパンフレットにも掲載されました。卒業までには努力を重ね、無事に卒業しました。

技術派遣としてのキャリア

1社目: 半導体業界(7年)

大学時代の紹介を通じて半導体業界のアウトソーシング企業に入社。Virtuoso XLを使用したPDK開発に従事し、LISP系のプログラミングやLinuxでのスクリプト作成を行いました。恵まれた上司のもと、7年間安定して働きましたが、業務内容が非常に専門的で汎用性のあるスキルを身につけることが難しく、転職を決意しました。

2社目: 半導体業界+システム保守(4年3ヶ月)

2社目では、半導体業界とシステム保守の両方に携わりましたが、派遣先がなかなか決まらず、3回の引っ越しを余儀なくされました。2014年にようやくシステム保守案件が決まり、オンプレミスの金融の現場でJP1を使ったシステム保守の経験を積むことができました。この間にLPICレベル1やVBAベーシックを取得。しかし、待機時の給与が6割になるなど、労働環境に不安があり、資格手当が充実している会社への転職を考えました。

IT業界への本格転職

3社目: システム保守(3年)

IT業界に特化した特定派遣企業に転職し、オンプレミス系で日中帯はデータセンターで勤務して19時から自社に戻って構築の仕事をしていました。一番遅い時は帰宅が0時でタクシーを使う事もありました。
分からないことが多くて残業も多くエンジニアは辛いと思いました
将来的にシステム保守としてやっていきたいため、継続しました。
1年半にわたりGsuiteのシステム保守を担当して20代~50代を教えながらみんなで協力して働きました。チームメンバーに恵まれた環境でしたが、業務の8割が電話対応で残業は早く帰れても月残業が30時間でした。技術的なスキルアップが難しいと感じ、再度転職を決意しました。この時期に、LPICレベル2やMTAセキュリティ・ネットワークの資格を取得しました。

4社目: AWSシステム保守(10ヶ月)小規模SES

AWS運用保守案件に初めて参画し、VBAによる自動化やサーバ構築などの経験を積むことができましたが、長く働くには環境が合わず9ヶ月で休職、退職となりました。コロナ禍も重なり、運用保守の案件が減少していたため、再度転職活動を開始。

転職活動の挑戦

38歳での転職回数が多かったこと、さらに休職中だったことが重なり、書類選考で苦戦。エージェントを通じて日系のSierやSES企業に約30社応募しましたが、ほとんどが書類選考で不採用となりました。エージェントから「10社に1社通過すれば良い方」と言われ、まさにその通りの結果でした。個人で応募した場合も同様で、スカウトが来てもすぐに落とされることが多かったです。

そんな中で、最終的に以下の企業で面接を受けることができました。

クラウドに強いSES企業
 受託業務も手がける企業で、クラウド技術に強みを持つ企業でした。しかし、面接で「他責の傾向が見られる」と評価され、一次面接で不採用。

業界地図に載っているクラウドに強いSier企業(現職)
 最も志望度が高い企業でした。1次面接・2次面接とも順調に進み、最終的に内定をいただきました。

グローバルな中堅Sier
 20分ほどの簡単な面接とIT技術試験を受け、2週間後に選考通過の連絡がありました。しかし、志望度が高かった他社の内定を受けたため辞退しました。

大手技術派遣会社
 かつては若手中心の採用方針でしたが、ベテラン層にも興味を持っていた企業。しかし、こちらも最終的に志望度が高い企業に内定をいただいたため辞退しました。

現職: クラウドに強いSierでの挑戦(5年目)

クラウドに強いSier企業で内定をいただき、入社してから早くも5年目になります。周囲には非常に高スキルなエンジニアが多く、時に自分との差を感じることもありますが、運用保守の高いレベルが求められる環境で成長を実感しています。入社後は、AWS SAA、SOA、DVA、SCS、DBS、SAP、GCP CDL、ACEといった資格を取得しましたが、一部は現在失効中です。

また、2年前には外資系企業からカジュアル面談の機会を2回いただきました。結果的にご縁はありませんでしたが、外資系企業を初めて知る貴重な経験となりました。自分にはまだ背伸びが必要な企業だと感じましたが、現場のカジュアル面談まで進めたこと自体が大きな学びでした。

最近では、サーチ型のヘッドハンターからもスカウトを受け、「業務の正確さや人柄の信頼性が評価された」との言葉をいただきました。現職での努力が周囲に認められ、新たな機会が訪れたことに喜びを感じています。

転職活動から学んだこと

短期での転職を繰り返すことが、書類選考に大きな影響を与えることを痛感しました。転職は家を買うくらいの慎重さで行うべきであり、焦らず「長く働ける環境」を見極めることが重要だと学びました。 また、エージェントのサポートは非常に心強く、親身にアドバイスをくれるエージェントとの出会いが、成功への大きなカギとなりました。
また、40代以降は即戦力です。ポジションとスキルのマッチが大変重要です。

今後の展望

エージェントから私のキャリアが評価されたところは「オンプレと仮想化とクラウド」とすべて経験があるところが強みだと言われました。知識がなくても土台はしっかりあると評価いただきました。

恐らく以前一緒に働いていた派遣先の方々は私がエンジニアを10年続けていること、現職の様なSier企業の正社員として働いていると知ると大変驚くと思います。短い契約期間の中、苦戦しながら働いてきたため、今の環境に大変感謝しています。
派遣先が見当たらなかったり、短期契約で終了した経験があり、SESや技術派遣の厳しさを感じました。この件が現職で辛い時でも乗り越えていける強さになっています。

現職では末永く働き難易度がある運用保守の経験を積み、将来的にはシステム構築にも携わりたいと考えています。

時には厳しい状況に直面することもありますが、地道に努力を続け、より高度なスキルを身につけ、40代以降も安定したキャリアを築いていきたいと考えています
休職中に拾って頂いたのが現職のみです。現職で末永く貢献出来るように頑張ります。

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