はじめに
運用保守は定型作業で誰でも出来る印象を持たれますが、向き不向きに大きく分かれるお仕事です。
いろんな現場での経験を振り返って運用保守の向いている方についてまとめてみました。
本記事に記載した内容に該当しないなくても、向いていないということではないです。
何よりも業務を継続できることが大事です。
運用保守の業務を継続していると自然と本記事に記載していることが出来る様になっていきました。経験が大きいです。
私の経験をもとに記載しています。
今後運用保守の仕事をする方は参考にしてください
向いている特徴
時間に正確な方
運用作業は本番環境で作業することが主なため、作業時間は厳守です。
そのため、時間に正確である必要があります。
運用作業の開始連絡は作業時間ちょうどでいつも行っています。
柔軟に時間を調整できる方
突発的な作業依頼や急ぎのお問い合わせ、障害が発生することにより、予定が急に変わることはあります。急でもスケジュールを調整する必要があります。
マルチタスクが得意な方
運用は複数の依頼作業依頼が来て、マルチタスクで期限内で終わらせる必要があります。
期限内に終わらせない場合は、例えばSSL証明書更新依頼などの依頼は本番環境に影響が出ます。
そのため、たくさんの作業依頼を定時内で終わらせるスキルが必要です。
仕事中に割り込みが発生しても苦痛ではない方
一つの仕事を集中しようとしても、日々様々な作業依頼やお問い合わせが来るため、
チームの方から急ぎで質問がきたり又は急ぎな依頼が来た際は柔軟に対応する必要があります。
繰り返し同じ作業をしても苦にならない方
運用作業は運用改善は大切ですが、繰り返し同じ作業がある場合があります。
定型作業が苦痛ではない方があっています。
良くない例ですが運用でカバーする体制もあります。どう見ても効率が悪いと思っても
なかなか改善までに時間がかかるケースもあります。
コミュニケーション取ることが好きな方
運用保守はチーム内とお客さんとのコミュニケーションがたくさん発生します。
チームに苦手な方がいても、積極的にコミュニケーションを取る必要があります。
操作を見られながら作業しても平気な方
運用作業は2名体制で作業するため、一人でじっくり仕事をするというよりはチームワークで仕事をします。
運用作業を確認者から見られながら作業します。長時間作業になることもあります。
日々スキルアップ出来る方
運用保守はプログラムの知識を付けて運用の自動化をする
linuxの知識を付けて障害対応に活かす など
例えばAnsibleで自動化して運用作業を短縮化する場合があります。
サーバーの状態が日々変化するため、手順書通りに操作してもうまくAnsibleが想定外の動作をする場合があります。その場合はAnsibleの知識を付ける必要があります。
手順書通りに操作しても、万が一に備えて理解していない作業はしないことが大事です
運用改善出来る方
無駄な作業があれば自動化することで品質がよくなる且つ作業効率が上がる運用改善が出来ることが一番良いです。ただ何となく流れ作業になり繰り返し疑問を抱かずに作業を続けるのは長期的に見てコスト削減につながらないし良くないです。
・自動化でミスが起きないこと
・業務の時間を短縮できること
運用改善するにはお客さんやメンバーの許可を得る必要があります。そのため、納得してもらうための
コミュニケーション能力も大事です。
あれば尚可
休日や夜間帯作業や連勤作業に臨機応変に調整できる方
運用保守は本番環境など影響が出る作業は夜間帯や休日作業になることがあります。
その場合は臨機応変に調整して対応する必要があります。
どうしても出来ない方はチームの誰かにお願いして対応してもらうこともよくあります。
保守フェーズで現場によってリリース作業が近づいてきた時に連勤がある現場がありました。
まとめ
運用保守は現場によりますが、残業が平均30時間以上ありました。
そのため、現場によりますが定時上がりで定型作業で終わる仕事ではない場合があります。
障害があれば定時後作業になるし、本番影響がある依頼作業では夜間帯から作業もあります。
運用保守といっても現場によって労働環境は変わります
現在はリモートワークで障害があれば休日、夜間帯も電話を取る体制で働いています。
障害の頻度が少ないため、問題なく続いています。
運用保守メインでちょうど9年目の経験をまとめました。
本記事がお役に立てれば嬉しいです。