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【Python初心者】コードリーディング力を高めるための戦略まとめ

Last updated at Posted at 2025-05-13

Pythonの勉強をしている中で、「読む力(コードリーディング力)」の重要性を強く感じるようになりました。
とくに文系の自分にとっては、つい一文一文を丁寧に読んでしまいがちで、全体の構造や目的を把握するのに時間がかかることがあります。

今回は、コードを効率よく読み解くために意識したいポイントや、日々の学習習慣について整理しました。
自分自身の学習の振り返りとしてまとめています。

🔑 コードリーディングのコツ

読まない技術を身につける

すべての行を丁寧に読むのではなく、目的に応じて「読む深さを変える」ことが重要だと感じました。
必要な部分だけに集中し、他はざっくり把握することで、理解のスピードも上がります。

頻出パターンは覚えてしまう

for文やif文の書き方、リスト内包表記など、よく出てくる処理は何度も出会って自然と覚えていけるように意識しています。
覚えるほど読む必要が減って、リーディングの負担が軽くなっていきます。

🏃 コードを読むときのステップ(読まないための7ステップ)

実際にコードを読むときは、以下の手順を意識するようにしています。
最初から細かいところまで読まずに、「全体から部分へ」と進めることで混乱が減ります。

0️⃣ ステップ0:ファイル名・ディレクトリ構成を見る

ファイル名・配置場所から「何の処理か」「どこに何があるか」を予測する

例:

  • calculate.py → 金額計算に関する処理?

1️⃣ ステップ1:コードの構造を把握する

クラス定義、関数定義、実行部分を大まかにチャンク化し、全体の骨組みをつかむ

def calculate_total(price, tax_rate):
    if price < 0:
        raise ValueError("Price must be non-negative")
    return price * (1 + tax_rate)

if __name__ == "__main__":
    total = calculate_total(100, 0.1)
    print(total)

大まかにチャンク化すると、関数の定義と実行部分が分かれており、「定義 → 実行」というコードの基本的な構造をしていることがわかります。

2️⃣ ステップ2:関数名・クラス名から意図を推測

関数名などのオブジェクトの名前やdocstring(コメント)から「何をする関数・クラスか」を想像する

def calculate_total(price, tax_rate):

この場合、calculate_totalという関数名の時点で「合計金額を計算する関数かな?」といった予測ができます。

3️⃣ ステップ3:returnやprintを見る

そのブロックが「何を返すか」「何を出力するか」だけを見る

return price * (1 + tax_rate)

税込価格を返していることがわかります。

4️⃣ ステップ4:引数と変数の流れを見る

入力→出力のつながりをシンプルに把握する

def calculate_total(price, tax_rate):
    ...
    return price * (1 + tax_rate)

価格と税率を引数にして、税込み価格を返していることがわかります。

5️⃣ ステップ5:制御構造(if, for, whileなど)の有無だけ確認

複雑な処理ブロックがあるか、読む深さの判断材料にする

if price < 0:
    raise ValueError("Price must be non-negative")

6️⃣ ステップ6:必要な部分だけ逆順で読む/実行して確認する

細部をすべて読むのではなく、必要に応じて読解・検証する

# 試しにJupyter Notebook や Python の対話モード(REPL)などでprintを出力してみる
print(calculate_total(100, 0.1))  # => 110.0

📅 習慣にしたいこと

毎日短時間でも「7ステップで読む練習」

1日5分でもよいので、7ステップを意識してコードを読む習慣をつけることが大事だと思いました。

頻出パターンを蓄積する

よく出てくる構文や処理は、Qiitaにまとめたり、手書きノートに記録したりして、徐々に頭に入れていきたいです。

読む前に「どう読むか」考える癖をつける

いきなり1行目から読まないように、「このコードはどのステップまでで済むかな?」と考えてから読み始めるようにしています。

📝 まとめ

  • コードリーディング力を上げるには「読まない技術」がとても重要
  • よく出てくる処理は自然と覚えていくことで、読む負担を減らせる
  • 読むときは7ステップで「読む深さを選ぶ」ことを意識する
  • 習慣としては、短時間でも毎日読む/Qiitaなどでアウトプットするのが効果的

「全部読む」から「選んで読む」へという意識の転換がポイント!

おわりに

コードリーディングの力は一朝一夕では身につかないですが、日々の読み方を工夫するだけで、確実に進歩できると感じています。
読み方を工夫することで、コードを読むのが少しずつ楽になってきました。

もし他にも「こういう読み方が役に立った」「こういうクセをつけたら読みやすくなった」といったコツやアイデアがあれば、ぜひ教えていただけたらうれしいです。

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