よく使うソートに関する組み込み関数の使い方をまとめました。
初学者の自分が学習中に整理した内容なので、同じく勉強中の方の参考になればと思います。
sorted() の使い方
sorted() はイテラブルを昇順（または降順）に並べ替えて、新しいリストとして返してくれる関数です。
numbers = [3, 1, 4, 1, 5]
result = sorted(numbers)
print(result) # [1, 1, 3, 4, 5]
元のリストは変更されません。
print(numbers) # [3, 1, 4, 1, 5]
reverse=True を使って降順にする
sorted(numbers, reverse=True) # [5, 4, 3, 1, 1]
key 引数の使い方
key を使うと、ソートの基準を関数で指定できます。
words = ["banana", "apple", "grape"]
sorted(words, key=len) # ['apple', 'grape', 'banana']
len 関数を指定すると、文字列の長さでソートされます。
operator モジュールと itemgetter
辞書のリストなどをソートしたいときは operator.itemgetter() を使うと便利です。
from operator import itemgetter
fruits = [
{"name": "apple", "price": 100},
{"name": "banana", "price": 80},
{"name": "grape", "price": 120}
]
sorted(fruits, key=itemgetter("price"))
実行結果：
[{'name': 'banana', 'price': 80}, {'name': 'apple', 'price': 100}, {'name': 'grape', 'price': 120}]
reversed() の使い方
reversed() は元のイテラブルを逆順に並べた イテレータ を返します。
numbers = [1, 2, 3]
rev = reversed(numbers)
print(list(rev)) # [3, 2, 1]
※ reversed() の戻り値はイテレータなので、list() で明示的にリスト化する必要があります。
zip() の使い方
複数のイテラブルをまとめて、対応する要素をペアにして返します。
names = ["apple", "banana", "grape"]
prices = [100, 80, 120]
for name, price in zip(names, prices):
print(name, price)
実行結果：
apple 100
banana 80
grape 120
リストなどに変換して使うこともできます。
list(zip(names, prices)) # [('apple', 100), ('banana', 80), ('grape', 120)]
おわりに
今回の記事では sorted() や zip() など、Pythonでよく使われる基本関数やソートの書き方をまとめました。
key= や operator.itemgetter は最初は戸惑いましたが、慣れてくると柔軟なデータ処理ができるようになってきました。