はじめに
「Python 3 エンジニア認定基礎試験」に合格したので、学習記録として勉強方法をまとめてみました。
これから試験を受ける方や、勉強法を探している方の参考になればうれしいです。
Python 3 エンジニア認定基礎試験とは?
- 試験名:Python 3 エンジニア認定基礎試験
- 形式:CBT方式(会場受験)
- 出題形式:選択式(四択〜五択)
- 出題数:40問
- 合格ライン:70%(28問以上正解)
- 出題範囲:Pythonチュートリアル(3.8相当)
この試験を受けた理由
アプリの修正などでPythonを少し触った経験はありましたが、体系的に基礎を学んだことがなかったため、あらためて基礎力を固めようと思い、この試験に挑戦しました。
「とにかく合格したい」という目的であれば、とりあえず模擬試験の問題を繰り返し解いて慣れる方法もあると思います。
ただ私は、基礎をしっかり身につけたいと考えていたため、理解を深めながら進める方法を選びました。
人によっては少し遠回りに感じるかもしれませんが、自分にとっては必要なプロセスだったと思います。
使用した教材・サービス
📘 Dpro Exam(ディープロ)
- URL:https://diver.diveintocode.jp/dive_into_exam
- 月額:980円(税込)
- 内容:章ごとの学習、小テスト、模擬試験が用意されているオンラインサービス
📘 PRIME STUDY
- URL:https://study.prime-strategy.co.jp/
- 内容:無料で受けられる模擬試験が3回分提供されている
学習スケジュール
- 学習期間:全体としては約1ヶ月半。実際に集中して取り組めたのはそのうち1ヶ月ほど
- 体調を崩したり、仕事が忙しい時期もありましたが、無理のない範囲で継続しました
- 試験直前は模擬試験と復習に集中して対策しました
勉強の進め方と意識したこと
✅ STEP1:Dpro Examで基礎固め
まずはDpro Examに登録し、すべての章を一通り学習しながら、小テストを解いていきました。
📌 Dpro Examを選んだ理由:
- 書籍よりもオンライン教材の方が自分に合っていたため
- 試験対策に特化しており、要点を効率よく学べそうだと感じたため
小テストは、ある程度の正答率が出るまで繰り返しました。
✅ STEP2:小テストの復習とQiitaへのアウトプット
一通り終わった後、全小テストをもう一度解き直しました。
その際、覚えていなかった内容や理解が浅いと感じた部分はQiitaにまとめるようにしました。
このアウトプット習慣は現在も続けていて、ミスしたところやあやふやだった知識は記録して見返すようにしています。
✅ STEP3:Dpro模擬試験で力試し
Dpro Examの模擬試験を3回ほど実施し、毎回間違えた問題を重点的に復習しました。
3回目くらいからは、9割前後の得点が取れるようになってきました。
✅ STEP4:PRIME STUDYで総仕上げ
仕上げとして、PRIME STUDYの模擬試験3回分をまず1周解き、その後も同じ3回分を2周して、合計で3周しました。
解くたびに間違えた問題を復習し、最終的にはほぼ満点に近い点数が取れるようになりました。
(ちなみに、Dpro Examの模擬試験より難しく、最初に解いたときはかなり苦戦しました。)
補助的に使ったツール:ChatGPT
学習全体を通して、ChatGPTを疑問解決のツールとして積極的に活用していました。
Pythonの文法やエラーメッセージの意味、関数やクラスの使い方など、書籍では調べにくい細かな内容にもすぐアクセスでき、理解を深める助けになります。
また、「なぜこうなるのか?」と感じたときに、それを自然な言葉でそのまま質問できるのも大きな魅力です。
複雑なトピックもかみ砕いて説明してくれるため、独学を進めるうえで非常に心強い存在でした。
🔁 学習中に意識したこと
とにかく「毎日少しでも手を動かすこと」を意識していました。
最近筋トレやダイエットに取り組んでいて、「小さな積み重ねの大切さ」を体感しています。
この考え方を勉強にも応用し、短時間でも継続することを大事にしました。
完璧を求めすぎず、できる範囲でコツコツ取り組んだことが、今回の合格につながったと思います。
試験当日の感想
- 本番では、模擬試験で見かけたような問題が多く出題されたため、模擬試験をしっかり復習しておけば、落ち着いて対応できると感じました。
- 難易度的には、全体的に基礎的な問題が多めで、Dpro Examの模擬試験よりやや難しいものもありましたが、PRIME STUDYの模擬試験よりはやさしめに感じました。
- 特にコードが長めの問題は、PRIME STUDYの模擬試験とほぼ同じ形式で出題されたため、本番対策としてPRIME STUDYの模擬試験は非常に有効だと感じました。
試験を終えて思ったこと
正直これまで、プログラミングが「楽しい」と思えたことはあまりありませんでした。
でも今回の学習を通じて、理解できると楽しさを感じられるようになり、苦手意識がかなり薄れました。
これは、試験に合格できたこと以上に大きな収穫だと感じています。
今後の目標
まだ知識として定着しきれていない部分もあるため、引き続き基礎の理解を深めていきたいです。
今後は「Python 3 エンジニア認定実践試験」の合格を目指して、学習を継続していく予定です。
おわりに
この記事が、これからPythonの勉強を始める方や、基礎試験に挑戦しようとしている方のヒントになれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!