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はじめに
技術というより、経験をつらつらと記事にさせていただきたいと思います。システム刷新の中でBIツールの導入に携わっているので、そこでの経験を記事にさせていただき、皆さまに新しいPJ・システム・技術に立ち向かう際のヒントになればと思います。 -
自己紹介
23年に新卒でLTSに入社し、新卒研修終了から現在まで、ERP刷新PJの販売領域のPMO支援をしております。大学時代は社会学を学んでいて、ITには全くかかわりなかったです。ITの知識というよりはPMOとしてプロジェクトの課題推進を武器にできるコンサルタントになっていくのではないかとキャリアを考えております。もちろんIT分野についても必死に行っている自己研鑽とPJの中でキャッチアップをしております。 -
経緯
半年前ごろからERP刷新PJの中でも後回しにされて続けてきたBIの検討が本格的にスタートしました。ERP刷新PJ本流の基本設計工程でツールの選定、詳細設計開始と同時期にBIツールの導入の本格的な検討をスタートさせました。ここからBI導入を主に推進する役割になり、現在はBIツール導入に向けて奮闘しております。- 経験したBI導入の流れ
- 1. BIツールの選定
- 2. 対象帳票の洗い出し
- 3. 要件の整理
- 4. データベース設計/ビュー設計
- 5. 定義作成 ※現在対応部分
- 6. お客様レビュー ※現在対応部分
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難しい点
難しかったのは「データベースの設計/ビューの設計」と「定義作成」です。
「データベースの設計/ビューの設計」は私自身が実際に手を動かして対応したわけではないですが、お客様からの業務的な要望をかみ砕いて、BIツールを設計をしていただいているベンダーさんにお伝えするのに非常に苦労しました。BI担当になった直後はお客様の業務の中でどのようにERPに情報を入力するのか、どのようにデータが作成されるのかなどの、ERPへのインプットの理解はできていたところでした。BIツールの話しは、インプットしたデータがERP上どのように保存されているのか。そのデータがどのマスタとどの項目をキーに紐づいているのかとまるでERPシステムの腹の中を見ているようで、なかなか理解できませんでした。その上、帳票定義作成には1つのデータテーブルの項目からしか参照できないという話しも聞き、「1つのデータテーブルとは?」「とにかくBIツール便利じゃないってことか」と思っておりました。
また「定義作成」は実際に定義作成するというよりも、その進め方と管理の仕方が難しかったです。大量の帳票定義をスピーディーに作成する、またデータベースの設計が五月雨的に進んでいくことを加味してアジャイルの手法をとりました。ERP刷新PJ側はウォーターフォールでシステム導入をしていたので、アジャイルでPJを管理、タスク推進していくのは流れに乗るまで難しかったです。(初めての経験だったし…)管理方法としては「かんばん」を採用しました。すべて定義作成対象帳票をかきだして、各ステータスの列に移動させていく手法をで管理しております。多数の帳票を五月雨に進める上でかなり有用な管理をできていると思います。 -
奮闘
打ち合わせの中でベンダーさんとお客さんを上手く橋渡しができていないことを感じ、入社前に取得したITパスポートの参考書を引っ張り出して、データベースの知識を再復習しました。すると「1つのデータテーブル」「大福帳」「ビュー」「SQL」等のデータベースの言葉が分かるようになり、「システム的に難しい」の理解と「業務要件からこういう対応してほしい。データをこう紐づける/このように配置できればできるでしょ!」とコミュニケーションとることがだんだんできるようになりました。
また、初めてのアジャイルでのPJの推進の推進でしたが、幸運なことにCAPM(Certified Associate in Project Management)の資格取得に向けて会社が研修を用意してくれていて、そこでアジャイルの手法や様々な管理方法について基本をインプットした直後でした。そのため、「アジャイルの手法で~」「かんばん用いて~」というコミュニケーションに苦が無かったなく、今後の進め方、管理方法をイメージすることができました。それでも、自分たちがどのぐらいでAsIsの項目とToBeのシステムの項目の帳票項目の突合せを実施できるのか、定義作成をどのくらいの時間で完了できるか流れをつかむことが難しかったですが、最近は予実が一致するようになってきました。また、「かんばん」を用いた管理ですが、帳票1つ1つの管理の進捗がかなり見えますが、仕掛中のものが増えてしまって、何から手を付けるかの優先順位が上手く決められなかったと思います。ここは修正と次回に学びをつなげることが重要です… -
まなび_共通言語の重要性
難しいことを大きく2点共有させていただきましたが、初めての事でもその領域や進め方について共通言語を理解できる。特定の単語に対して共通のイメージができることで、何とか推進できているかなと思います。私はコンサルタントのキャリアで今のお客様で今の案件以外のPJにアサインされたことは無いですが、今後新規アサインされるPJに対しては、いち早くコミュニケーションをとる人と共通言語を用いて話すことが重要だと思いました。
エンジニアの方はプログラミングをするのに複数の言語があると思います。様々な言語で同じ結果のプログラミングをすることはできるかと思いますが、同じ言語で同じプロセスをイメージできる方同士の方が仕事しやすかったりするものなのですかね…外国に行くと明らかに共通言語で話した方が相手の事よく知れますよね!
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