ポイント
- 潰されたBandを有効化するにはSoC内のNVMを書き換える必要がある
- NVMを書き換えるには、rootを取ってDiagモードでPCと接続する必要がある
- rootを取るにはBootloaderのアンロックが必要
- BootloaderのアンロックをするとTA領域とpersistが書き換えられる
- TA領域にはDRMキーが格納されている
- DRMキーが削除されると、動画再生時の高画質処理、カメラのノイズ低減処理、WideVine L1が採用されるサービスが使用できなくなる
- TAとpersistをバックアップをするには一時root取得の状態で以下のようなコマンドを実行する
su dd if=/dev/block/bootdevice/by-name/TA of=/sdcard/ta.img dd if=/dev/block/bootdevice/by-name/persist of=/sdcard/persist.img
- 一時rootが可能な端末は脆弱性をついていることがほとんどのため一部機種、バージョンに限られる
- XQ-BT44 は今のところできない
TAバックアップ/リストア
- TAはnewflasherでもバックアップできる
- バックアップ
- flashモードで接続後、newflasherを起動
- n > s > y でバックアップ開始
- 同じ階層に
tadump\tadump_2.ta
ができる
- リストア
-
tadump\tadump_2.ta
にnewflasherをコピー - flashモードで接続後、newflasherを起動
- n > s > n でリストア開始(ここに別の.taファイルがあったりするとそれも書き込まれるため注意)
-
- バックアップ
- リストアされたファイルの概要
- このあたりを見ると分かる
- ここ、continueしているため、XDAでリリースされている実行ファイルでは書き込まれないはず。
- コード編集の上自分でビルドしたければgit cloneしてmakeすればOK
- wsl(Ubuntu)からexeをビルドする場合
make newflasher.exe
- エラーになる場合は
mingw-w64
をapt でインストール - その他のエラーは臨機応変に。
- wsl(Ubuntu)からexeをビルドする場合
Bootloaderアンロック
root取得
Diagモード
- ドライバ入手 HTC_Diag_x64.zip
- infファイル内の
[Models.NTamd64]
セクションをUSB\VID_05C6&PID_90DB&MI_00
に書き換え
adb shell
su
setprop persist.usb.eng 1
- USBデバッグを OFF/ON
- ドライバを当てる
参考 :
https://saki-sss.blogspot.com/2014/02/xperia-z-c6603.html
https://tek2tech.com/install-drivers-without-signing-on-windows10/
NVM書き換え
参考 : https://andmem.blogspot.com/2013/11/mobilebandchange.html