情報の外在性。
人間は生まれたとき、何にも知らない状態で生まれてきて、成長をするごとに情報を得たり失ったりします。
このプログラムは誕生したばかりの人間が初めての情報を得る瞬間をシミュレーションしています。
これは、実存主義の情報版です。
なーんて、偉そうに書いてますが、やってることは、乱数で2つの内から一方を選んでselfという変数に代入しているだけです。
pythonで書かれています。./io.pyで実行して下さい。
拙作のtruerandモジュールを使います。
#!/usr/bin/python3
import truerand
def main():
self=None
print(f"information source is /dev/random")
print("self will get information")
print(f"state of no information self={self}")
print("self don't know anything.")
i=truerand.rand(1)%2
print(f"information source is {i}")
self=i
print(f"self has been given information")
print(f"now, self got informatiom self={self}")
if __name__=="__main__":
main()
exit(0)
実行結果
$ io.py
information source is /dev/random
self will get information
state of no information self=None
self don't know anything.
information source is 1
self has been given information
now, self got informatiom self=1
$
このことから、情報が全く無い時に、向こうから来る人がプログラマである確率が50％50％であるという仮定は誤っていると言えます。このプログラムでは、iの決定の確率がselfより外在しているからです。
これは、客観的客観です。情報の客観性です。
真性乱数と完全乱数は、同じものとして扱って構いませんが、真性乱数は完全乱数ではないので、iの決定の確率は、正確に1/2,1/2ではないでしょう。真性乱数は/dev/random/がプールする、環境ノイズからの乱数ですので、その値は、正確に言うとハードが置かれている環境の影響を受けます。良質な乱数ですので、完全乱数として扱えます。
情報哲学でこんな理論はあったらしい。
実存主義を簡単に言ったら、「別」。
実存主義はあんまり良くないと思いますが、これも事実なのかなと思い、載せてみました。
実存主義と実存思想とは違います。僕は本質主義で、何事も本質が大事だと思います。サルトルは間違ってる。
誕生の逆の死は、selfにNoneを代入したらいいです。復活は、selfにまた情報を代入したらいいです。
死と復活をテーマに作ってみました。
#!/usr/bin/python3
import time
def main():
self=1
print("self is living but about to die.\n")
print(f"state of information self={self}")
print("for a while self living.")
time.sleep(3)
print("")
self=None
print(f"self has died. state of information self={self}")
print("for a while self is dead.")
print("self will revive.\n")
time.sleep(3)
self=1
print(f"self revived. state of information self={self}")
print("end")
if __name__=="__main__":
main()
exit(0)
実行結果
$ dr.py
self is living but about to die.
state of information self=1
for a while self living.
self has died. state of information self=None
for a while self is dead.
self will revive.
self revived. state of information self=1
end
なあんちゃって。
インターネットにも情報の外在性があって、インターネット全体を見てみても、情報は、それ以外にも存在し、インターネットが全てではないことが分かります。インターネット全体は、一応開放系ですが、サイト1つを取ってみると閉鎖系と言ってもいいような息苦しいところもあります。
一般に、情報の外在性は存在し、開放系の情報の総量は無限大です。
雪猫や私何にも知りません 公太郎
古典的確率論では一回のコイントスで、表が出る確率と裏が出る確率は等しく1/2だとする仮定が正しいです。