curlコマンドについての使い方が曖昧だったので、今回はcurlコマンドのオプション等をいくつかまとめました。
基本書式
curlの書式は以下の通りとなっています。
オプションに何も指定しない場合、接続先のHTTPリクエストをそのまま標準出力します。
curl [オプション] [接続先URL]
アクセス先のファイルをダウンロードする
ダウンロードする方法はいくつかありますが、基本は-O
オプションとなります。
保存するファイル名を指定する場合は-o
オプションを使用します。
curl -O [接続先URL]
curl -o [保存先パス/ファイル名] [接続先URL]
ファイルをアップロードする
-T
オプションを使用すると、ファイルのアップロードを行えます。
通常あまり使用する機会はないかもしれませんが、Artifactory等のサーバーにファイルをアップロードするとき等に使用されます。
アップロード対象ファイルがカレントディレクトリ内に無い場合も対象ファイルへのパスを指定することでアップロードができます。
curl -T [パス/ファイル名] [接続先URL]
ユーザー認証を求められる場合
-u
オプションを追加することで接続先のユーザー認証をコマンド上で追加することができます。
スクリプト等でユーザー認証からその後の処理までワンラインで実行できます。
なお、-U
オプションの場合は、プロキシ認証となります。
curl -u [ユーザー名]:[パスワード] [接続先URL]
コマンド実行結果を表示させない
コマンド実行時のメッセージを非表示にするには-s
オプションを使います。
さらに-S
を追加するとエラーメッセージのみ表示できます。
curl -s [接続先URL]
リダイレクト先にアクセスしたい場合
接続先のURLがリダイレクトされている場合、-L
オプションを使用することでリダイレクト先へアクセスするようになります。
curl -L [接続先URL]