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転生したらホワイト企業の社員だった話

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この記事は GLOBIS Advent Calendar 2020 の4日目の記事です。

今年もいよいよ1ヶ月弱となりました。
皆さんは楽しいエンジニアライフを過ごせていますでしょうか?
このアドベントカレンダーで、お伝えしたいことはただ1つ。

キャリアにおいて、生殺与奪の権を他人に握らせるな!!

生殺与奪の権を奪われるとどうなるのか

言われたことを盲信的にやっているだけであったり、キャリアについて意識せずに日々を過ごすと、市場価値のあるスキルが身に付きません。その結果、自分がやりたいことができなかったり、場合によっては企業の言いなりになり、企業そのものがコケた時に転職できずに死にます。まぁ、鬼滅の刃的に言い換えると、妹を失い、鬼に殺されます。

主体的にキャリアを選択しよう

楽しいエンジニアライフを送るためには、仕事を通じて高いパフォーマンスを発揮し、周囲から認められること、自らの目標や志を達成すること、そして生まれた余裕から家族と過ごす時間を増やしたり、趣味や副業など好きなことに取り組んでいられる状態が必要ではないでしょうか。

そのために何よりもまず、スキルを高め、大きな成果を生み出せるようになることが必要です。

盲目的に企業に縋るのはNG

企業はエンジニア個々人のスキルを最大化するために活動をしているわけではないので、身を置く環境を間違えると悲惨なことになります。例えば、すでに化石となっている古いプログラミング言語やフレームワークを用いた開発などです。このような状況下ではスキルは高まりません。高まるのはその企業内に限定されたスキルであり、その事業がコケたり、ヤバイ状況に陥った場合に逃げ場がなくなります。

私が新卒入社したシステム企業ではWebエンジニアとは異なるスキルセットが求められていたため、スキルを効率的に習得することができませんでした。その結果、弊社に転職した際にも数ヶ月、エンジニアスクールに通う無職時代を経験しました。いま、Webのエンジニアとして働くことができているのは、現在の職場の皆さんのお陰です。ここで実務経験を積んだり、多くのアドバイスや学習機会を頂くことで、スキルを身につけることができました。

スキルを高め、成果を出し、楽しいエンジニアライフを送るにはどうすればいいのでしょうか。私が考えていることを少しでも皆さんにお役に立てるように書いてみようと思います。

市場価値を意識しよう

新卒入社したり、中途でエンジニアの世界に入ってきて日が浅い場合、まず目の前の仕事をやり遂げよう!と考え、そしてやり遂げて充実感を得ることが多いと思います。しかし、他社でも成果を生み出せるスキルは身についているか?、転職市場で評価される能力を高られているか?と定期的に自問自答してください。

スキル向上の方向性がずれていると、将来的にやりたいことができても組織やチームを移れなかったり、会社や事業そのものが転覆した時に転職できず、自分自身も沈んでしまいます。特に、あれだけ働いたり、努力していたにも関わらず、振り返ってみれば汎用性の高いスキルは何一つ身についていなかった、という状況は非常に精神的にも辛いものになります。

どのようなスキルの市場価値が高いのか、自分にはどのスキルがあり、今後どのようなスキルを身につけていかなければならないのかを把握しておくようにしましょう。「webエンジニア ロードマップ」、「エンジニア 中級 上級」などとGoogle検索すると、だいたいどんな技術を身につければいいか出てきます。

できれば、友人や知人、同僚などからアドバイスを受けられれば良いです。それらの人脈が全くない場合は、勉強会等に参加して人脈を増やしたりしてみるのも一つの手です。

スキルアップできる環境に身を置こう

スキルアップの方向性を確認できたら、いよいよ身を置くべきチームの話になります。

企業やチームによって、劇的に環境が異なります。新しい技術に意欲的で、人間関係も良好、残業もほとんどない環境もあれば、古い技術しか使わず怒号が飛び交い、月残業が100時間に達するような環境もあります。スキルアップしやすいのは明らかに前者です。

後者のような環境であったり、身に着けるべきスキルの方向性と仕事を通して得られるスキルに乖離があった場合にはチーム異動や転職を積極的に検討するべきです。規模の大きな企業の場合は積極的にチーム間交流が行われ、新しいビジネスや技術に触れられるので良いですね。

転生したらホワイト企業の社員だった話

グロービスに入社後、世界が変わりました。

まず、残業がありません。これにより圧倒的に使える時間が増え、コーディングするもよし、家事をするもよしで、人生全体に余裕がでました。以前の職場が100時間前後の残業が発生して退職や休職者が続出していた状況とは雲泥の差です。

また、モダンな環境に囲まれており、向上心が高い人が多いです。日常業務で使っている技術だけでなく、新しい関数型言語を習得するなど幅広く勉強会が開かれたり、各自学んでいる印象があります。逆に学ぶ速度が早く、置いてかれないようにせねばと刺激を受けること多々です。MBOや1on1を通し、上長とスキル習得の方向性を決めたり、サポートを受けられるのも心強いです。

そして、優秀で人格者が多いです。プロダクトオーナーは著名なIT企業出身者やMBA取得者だったり、エンジニアも爆速で成長している若手やコードが芸術的に美しいベテランまで、層が厚いイメージがあります。

100時間の残業、PascalやCOBOLといった古い技術スタック、超優秀だけど10人以上退職させている軍曹やクラッシャーがいる、という闇の環境から転生した身としては、もっとスキルを高めて成果を出したいなーと楽しいエンジニアライフを送っています。

以上です。市場価値を意識する、習得すべきスキルを明確にするなど、当たり前のことですが忘れがちなことなので、新卒入社した頃の自分をイメージして書いてみました。

キャリアについて参考になる記事一覧

まずは楽しめ!と及川さんが語られている記事
https://type.jp/et/feature/12373/
様々な企業のエンジニアの方々の生き様を感じられる記事
https://techlife.cookpad.com/entry/2015/07/03/135711
私と同じくSIerからWeb系に転職して楽しくて仕方がないエンジニアの皆様
https://shiganai.org/

おまけ

「社畜の刃」無限残業編 が流行っていますね。残業はダメ絶対。
https://www.youtube.com/watch?v=k2Ifh7VNADw

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