■環境
・CentOS9
■現状
ls -lコマンドを入力すると、%Yが表示されない。
なので、ls -lのエイリアスとして、「ls -ls --time-style=+"%Y/%m/%d %H:%M:%S"」を設定していこうと思う。
■目的
ls -lコマンドを入力したときに、タイプスタンプが「%Y/%m/%d %H:%M:%S」で表示されること。
ll
合計 0
-rw-r--r-- 1 root root 0 7月 1 23:00 fileA.log
-rw-r--r-- 1 root root 0 8月 1 23:00 fileB.log
-rw-r--r-- 1 root root 0 9月 1 23:00 fileC.log
-rw-r--r-- 1 root root 0 10月 1 23:00 fileD.log
このままだと「％Y」が表示されない。
ls -ls --time-style=+"%Y/%m/%d %H:%M:%S"
合計 0
0 -rw-r--r-- 1 root root 0 2024/07/01 23:00:00 fileA.log
0 -rw-r--r-- 1 root root 0 2024/08/01 23:00:00 fileB.log
0 -rw-r--r-- 1 root root 0 2024/09/01 23:00:00 fileC.log
0 -rw-r--r-- 1 root root 0 2024/10/01 23:00:00 fileD.log
ls -lコマンドを入力して、↑の表記になればＯＫ。
■手順
1．以下のコマンドを入力して、エイリアスを設定する。
alias ll='ls -ls --time-style=+"%Y/%m/%d %H:%M:%S"'
⇒エラーとならないこと
ll
合計 0
0 -rw-r--r-- 1 root root 0 2024/07/01 23:00:00 fileA.log
0 -rw-r--r-- 1 root root 0 2024/08/01 23:00:00 fileB.log
0 -rw-r--r-- 1 root root 0 2024/09/01 23:00:00 fileC.log
0 -rw-r--r-- 1 root root 0 2024/10/01 23:00:00 fileD.log
⇒「％Y」が表示されること
このままだとOSを再起動すると、↑の設定が消えてしまうので、
.bashrcというファイルを編集していきます。
（.bashrcファイルが何かは参考URLを参照）
2．.bashrcにエイリアスを定義する
以下のコマンドを入力し、.bashrcファイルを開く。
vi ~/.bashrc
⇒エラーとならないこと
#iを入力し、コマンドモードからインサートモードに移行して、以下を記述し、
alias ll='ls -ls --time-style=+"%Y/%m/%d %H:%M:%S"'
:wqで保存する。
⇒エラーとならないこと
3．OSを再起動し、設定が読み込まれたことを確認する。
以下のコマンドを入力し、OSを再起動する。
reboot
4．設定の反映を確認する。
ファイルがあるディレクトリまで行って、以下のコマンドを実行する。
ll
合計 0
0 -rw-r--r-- 1 root root 0 2024/07/01 23:00:00 fileA.log
0 -rw-r--r-- 1 root root 0 2024/08/01 23:00:00 fileB.log
0 -rw-r--r-- 1 root root 0 2024/09/01 23:00:00 fileC.log
0 -rw-r--r-- 1 root root 0 2024/10/01 23:00:00 fileD.log
⇒エラーとならないこと
無事設定が反映されていました。
cat ~/.bashrc | grep alias
# User specific aliases and functions
alias rm='rm -i'
alias cp='cp -i'
alias mv='mv -i'
alias ll='ls -ls --time-style=+"%Y/%m/%d %H:%M:%S"'
ちなみに、設定自体は消えていませんでした。
再起動後、設定が反映されていない場合、項番5に進む。
5..bash_profileに.bashrcを読み込ませる
以下のコマンドを入力し、.bash_profileファイルを開く。
vi ~/.bash_profile
⇒エラーとならないこと
#iを入力し、コマンドモードからインサートモードに移行して、以下を記述し、
source ~/.bashrc
:wqで保存する。
⇒エラーとならないこと
■参考ＵＲＬ